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水無月尽日   一首


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21:00


初 夏 に 別 れ を つ げ る 逃 げ 水 の ゆ ら め く 中 を 黒 猫 の 過 ぐ



はつなつにわかれをつげるにげみずのゆらめくなかをくろねこのすぐ




 六月の


 最後の日が日曜日。あまり暑くない一日だったが、買い物に出ると風景は初夏から夏へ移ろい始めていた。光は密度を増し、風は地の熱を舐める。目の前に這っていた甲虫が私を避けるように格納庫から羽根を出し飛び去った。黒揚羽、青筋揚羽と珍しい蝶が季節を渡り、蜆蝶が紫陽花に接吻をする。


 休日の務めの洗濯をして、今日はレコードの整理。思い入れのあるものや、ジャケットの美しいものを数枚残して、処分するものとロックバーのマスターに送るものとに分ける。処分するものが約100枚、送って再利用、永久保存(笑)してもらうのが約250枚。ただいま段ボールに詰められ廊下を塞いでいる。


 レコードがあったスペースにリビングの本棚からCD を移動し、本棚には床に積んである本を戻さなければならないが、今日はレコードの仕分けとCD 移動までお終い。水無月もお終い。床の本は文月に持ち越しとなりました。たはっ。




 そんなこんな。



只今のながらCD

MOON OF MANAKOORA / JANET SEIDEL
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by alglider | 2013-06-30 20:41 | 短歌 | Comments(2)

六月が過ぎてゆくなあ  一首


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22:16


転 生 も 良 し と し ま せ う 梔 子 の 意 気 地 の な さ を じ つ と 見 て ゐ る



てんせいもよしとしましょうくちなしのいくじのなさをじっとみている





 退院した


 去年の今ごろはなかなか短歌ができずに、今日一日が済めばまあ良いか、などと慰めながら散文的な暮らしをしていた。それでも「六月」の歌は何首かできたように覚えている。今年は六月を詠んでいないなあ。昨日から今日にかけて梔子の歌を二首推敲した。梔子は駅までの途中に咲いていて、これまでにずいぶん詠んできたけれど、歌って面白いもので同じネタでこれでお終いということがない。


 土曜だったか、散歩からの帰り道、信号が青になったので渡ろうとしたら小学生二人がささっと小走りで前に出た。そこに子供に気付いていない左折の車。「あぶない」と叫んだら、びくっと子供たちは立ち止まった。運転していた女性はこちらを見たが、驚いているのか目であいさつ一つも返さない。しばらくして「どうもありがとうございました」と礼を言った子供の方がずっと公徳心がある。車が止まっていても運転手と目と目を合わしてから渡った方がいいよ、てなことをオッサンはのたもうたのだった。杖を使いだしてからスローライフである。




 そんなこんな。



只今のながらCD

TIME / ROD STEWART
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by alglider | 2013-06-26 21:07 | 短歌 | Comments(2)

梅雨らしく  一首

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22:48


約 束 を 果 た せ ぬ ま ま に パ プ リ カ の う と ま し き ほ ど 艶 や か に 立 つ



やくそくをはたせぬままにぱぷりかのうとましきほどつややかにたつ





 一日中


 雨。明日も明後日も雨の予報で、やっと梅雨らしくなる。しかし、空梅雨みたいに暑い日が続いたあとの雨はややもすると豪雨になり、水害を引き起こしたりするから心配だ。天気予報の地図を見ると西日本の降水率は高く、真っ赤だった。仕事で関係する兵庫県は水害の爪痕がそこかしこに残る。


 アマゾンの中古で頼んでいた日本のハーモニカ奏者の重鎮、八木のぶおの「月にうかれて」が届く。聴きながら寝ようと思う。明日、仕事に行けば、明後日は手術後の経過検査、MRIだ。



 そんなこんな。



只今のながらCD

SOMEWHERE / KEITH JARRETT GARY PEACOCK JACK DeJOHNETTE

今はやっぱり、これを聴いている。キース・ジャレット・トリオ。
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by alglider | 2013-06-19 22:27 | 短歌 | Comments(4)

妙なスイッチ 一首


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23:27



思 ひ 出 は 劇 薬 な る ぞ 夕 や け の 朱 に 染 ま り つ 浸 潤 さ れ つ



おもいではげきやくなるぞゆうやけのあかにそまりつしんじゅんされつ





 23日に


 マンションの管理組合が無料で粗大ごみの回収をしてくれる。使わなくなったステレオラックを出して、空いたスペースに天井まで届くようなCDラックを誂えようと思っている。しかし、そのステレオラックの前に、段ボールでCDが山積みになっていたり、LPがでんと腰を据えていたり、実家に引っ越してきた娘の荷物が1年以上たっても荷解きされずにあったりする、笑。今夜は夏バテで疲れて帰ってきたはずなのだが、何だか妙な片付けスイッチが入ってしまい、自分の部屋の入口にある本棚の本を奥に移し、空いたスペースにリビングのCD大移動した。


 さあ、この妙な元気が続いていたら、明日は、ステレオラックからオーディオコンポを取り出し、燃えないゴミとして出す。さようならプレーヤー、これはちょっと名残り惜しい。テクニクスのリニアトラッキングSL7。いいプレーヤーだった。今のテレビみたいに壁に掛けることができた。お世話になりました。私は名残り惜しいものから捨てることにしたのだ。そして、どうでもいいものばかりが残り、落ち付いた気持ちになれたらいいなあ、と思うのだ。




 そんなこんな。




只今のながらCD

SOMEWHERE / KEITH JARRETT GARY PEACOCK JACK DeJOHNETTE

毎日、こればかり聴いている。キース・ジャレットのスタンダードトリオ、10ン年ぶりの新譜。ええわあ….
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by alglider | 2013-06-17 23:33 | 短歌 | Comments(6)

再検査  一首


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23:31


あ あ こ れ が 思 ひ 出 の 髄 だ 甘 い あ ま い 吐 息 と と も に 抜 い て し ま は む



ああこれがおもいでのずいだあまいあまいといきとともにぬいてしまわん





 5月に


 会社の健診があった。今日、結果が届いたのだが、やけに封筒が分厚い。嫌な予感がして開けると、再検査の診断書と返信用の封筒が入っていた。私、血液検査をすると、赤血球、血小板、白血球などなどとにかく血液の成分が異常に多いのである。前々から分かっていたことなんだけど「まあ、大丈夫かなあ」とか「気になるんやったら血液内科で診てもらったら」と専門医でない医者は呑気に言うので、そのままになっていたのだが、今回は特別に数値が高いようだ。


 病院の見当はつけてあるのだが血液内科って総合病院ぐらいにしかないんだよね。それだと会社帰りに寄れなくて、わざわざ休みをとらなければならなかったり、結構不便。自覚症状がないから、こういうのってどんどん後回しになって。さ、ささっと早ようはようせんけど、病院の手続きを考え始めますか。しかし、幾つ病気を抱えたら気が済むんざんしょ。





 そんなこんな。





只今のながらCD

WALKING SHADOW / JOSHUA REDMAN
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by alglider | 2013-06-05 23:05 | 短歌 | Comments(4)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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