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葉月尽日   一首


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15:39


群 れ を な す そ の と ま ど ひ も ぶ ざ ま さ も 鋼 の ご と く 北 を 向 く た め



むれをなすそのとまどいもぶざまさもはがねのごとくきたをむくため



 八月の終わり、


 台風が近づいてきている。雨の予報だったが、今のところ降ってはいない。ただ、風が強く、洗濯物を干している家々のベランダではTシャツなどが万国旗のようにはためいている。国旗はためく空の下、ゆく夏は、なんとも物憂げである。




夕方から、ベネディクト・カンバーバッチ演じるシャーロックのシーズン2を見る。楽しみ。



そんなこんな。



只今のながらCD

FIELDS / FIELDS
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by alglider | 2013-08-31 15:01 | 短歌 | Comments(2)

秋のやう   一首


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21:35


涙 雨 い や い や ち が ふ お い そ れ と 名 付 け ら れ な い 思 い 出 の や う



なみだあめいやいやちがうおいそれとなづけられないおもいでのよう




 中原中也の「秋」


昨日まで燃えてゐた野が
今日茫然として、曇つた空の下につづく。
一雨毎に秋になるのだ、と人は云ふ
秋蝉は、もはやかしこに鳴いてゐる、
草の中の、ひともとの木の中に。


 ひと雨毎ではなく、たったひと雨で秋になってしまったかのように、外の夜風は涼しい。虫の音も夏よりも遠くまで運ばれて響く。遠くまで響いていると、自分の思いも遠くまで届けたくなる。


 それが秋の切なさ、やるせなさというものではありませんか。梨でも食べて、目の前に私のことをつなぎ止めませう。しゃりしゃりと私も秋の音をたてる虫。




 今夜のCD はテキーラさんに送ってもらったザッパです。そんなこんな。




只今のながらCD

ONE SIZE FITS ALL / FRANK ZAPPA and The MOTHERS of INVENTION
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by alglider | 2013-08-26 21:40 | 短歌 | Comments(3)

雷雨    一首


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14:48


残 像 を 生 き て ゆ く か や 去 る 夏 の 眼 に 焼 き つ き し キ バ ナ コ ス モ ス



ざんぞうをいきてゆくかやさるなつのめにやきつきしきばなこすもす




 久しぶりの雨。


 お咲さんと映画を見に行く予定で、パソコンでチケットを購入していた。50歳以上夫婦メンバー割引で一人1000円也。しかし、朝から土砂降りで、雷どかんどかん。雷嫌いの私は外に出るのが恐い。解約はできないけれど映画をパスしようか、なんて思っていたけれど、午後から小降りになり、今は止んでいる。こんな曇天の日に、宮崎駿ブルーがいっぱいの「風立ちぬ」を見に行くのも、何らかの巡り合わせの気がする。


 先週の後半はまったくもって体調(主に心の方)が悪くって、薬でバランスを取っていた。普通(?)の人が「そら、大変やね」程度で軽くやり過ごせる事案が「ああなったらどうしよう。もしこうなれば」と頭の中で不安が増殖していく。普通と不安の中間というか、やや普通よりで世の物事は落ち着いていくのだが、不安が増殖していると、そこから世の中の道理というか筋道というものを上手く学べなくなってしまう。学べないと、また、駄目だなあ、と「負」のサイクルに入る。ま、そんなこんなで過ごしたのだが、短歌は何首かストックできた。締め切りが二つある。自力更生刻苦奮闘、励めよ私。



そんなこんな。



只今のながらCD

MOVE / HIROMI The Project featuring Anthony Jackson & Simon Phillips
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by alglider | 2013-08-25 14:22 | 短歌 | Comments(4)

鶏頭   一首


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23:36


鶏 頭 の ゆ る ゆ る ゆ る る 送 り 火 の そ な た は 無 念 の か た ち な り し か



けいとうのゆるゆるゆるるおくりびのそなたはむねんのかたちなりしか




 今日から


 仕事再開。五日間のお盆休みも、お咲さんの実家忘れ物事件や入所してる義母に会いにいっているとあっと言う間だった。お咲きさんは、この月曜から東京出張だから、私は久しぶりに外食したりしたが、店を選ぶだけで疲れてしまう。こういうとき回転寿司って力強いアイテムだなあ、って思う。と、書いても回転寿司に行ったわけではなくって、何やら豚の生姜焼き定食のようなもの(味は生姜ではないのだが、豚肉の形状が似ている)を食べた。肉は久し振りである。


 夏の終わりの鶏頭の花が好きである。



 そんなこんな。



只今のながらCD

2032 / GONG
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by alglider | 2013-08-21 23:19 | 短歌 | Comments(2)

さて



夕 や け は ジ ャ ッ ジ の ご と く た れ も ゐ ぬ シ ャ ッ タ ー 通 り を 染 め て ゆ き け り



ゆうやけはじゃっじのごとくたれもいぬしゃったーどおりをそめてゆけり
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by alglider | 2013-08-18 21:36 | 短歌 | Comments(2)

うっかりは連鎖する   一首


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20:20


返 答 を 迫 る が ご と く 夕 や け は シ ャ ッ タ ー 通 り を 染 め て ゆ き け り



へんとうをせまるがごとくゆうやけはしゃったーどおりをそめてゆきけり




 16日から


 人よりちょっこし遅いお盆休みを取り、丹波にあるお咲きさんの実家へ向かった。お咲さんは一足先に帰ってお坊さんの相手をするという。で、「あんたはゆっくり来たらよろし」と言われ、のんびりと3時すぎの電車に乗った。


 動き出したら、それを待っていたかのように、電話がかかってきて「もう乗った?」とお咲きさんが尋ねる。何ごとかと思えば、電車に鞄を忘れて、終点の福知山に届いてるという。乗っていなかったら快速から特急に替え、取りに行ってほしかったのだそう。「えーっ!」。現金の入った鞄などは最寄り駅まで届けてくれないのだそうだ。特急であろうが快速であろうが取りに行かなあかんやん、ということである。大阪から兵庫を縦断して京都の西の端まで。


 前日に福知山の花火大会で爆発事故があったので、近くに住む高校時代の女友達Mに「大丈夫?」とメールを入れていた。返事があって、また返事を返し、とやりとりを繰り返すうちに、私が福知山まで行かねばならなくなった旨を伝えると、車で迎えに来てくれ、送ってくれると言う。昔むかし、私は車とお酒を天秤に掛け、お酒を取ったから、もうン十年も運転をしていない。だから車での距離感や時間の感覚が分からない。Mに言わせると、田舎時間で“近い”んだとか。そうか、近いのか。


 私は本来の目的の駅からさらに小一時間電車に揺られ(ときどき特急待ちなどで止まっている時間がある)福知山へ。Mが気を利かしてくれなければ、帰りの電車を1時間以上待たなければならず、そして、そこからのバスはすでになく、アバウト3000円分の距離をタクシーで移動しなければならぬとこであった。道中、Mと喫茶店にでも立ち寄ろうと言っていたのだが、駅周辺から5分も車を走らせると、何の店もない山道となった。玄関前まで送っていただき恐縮至極。ありがとね。


 その夜、お咲きさんと世界陸上中継を遅くまで見ていたが、翌朝(?)、5時には起きて陽射しが強くなる前にお墓へ。草むしり、墓を洗い、線香をあげ、拝む。そして、介護施設で世話になっている義母にお墓の写真を撮って見せる計画だったのだが、写真にアップした蔓草の絡まる電柱に興味がいって忘れてしまう。お咲きさんも私も、うっかりが続くお盆休みである。帰りのバス停で気付いたのだが、マンションの鍵をお咲さんの実家に忘れてきてしまった。バスの時間が迫っており、取りに帰れず。年末まで合鍵。



 そんなこんな。



只今のながらCD

TIME CONTROL / HIROMI’S SONICBLOOM
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by alglider | 2013-08-18 19:07 | 短歌 | Comments(0)

証言相次ぐ、笑   一首

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17:41


 恋 初 め し 文 月 う た は ず 尽 き し の ち い よ い よ 水 の 温 ま り ゆ け り



 こいそめしふづきうたわずつきしのちいよいよみずのぬるまりゆけり




 ある人から


 共通の友人であるHをアルコール専門病院に入院させたい、と話があった。私もHに関しては常々その方がいいよなあ、って思っていた。しかし、いきなり入院ではなく近くの専門外来にかかることを勧め、病院の名前を告げた。まず診てもらって、そこから入院できる病院へ照会してもらうのがいい。「ある人」は私と会ったことがあり、私を知っていると言う。10年以上は前の話だそうで私はよく覚えていないが、よく通っていたブルースバーの名前が出てきたりして、出会っていたんだろうなあ、と思う。その「ある人」が言うには、入院させたいHは、以前の私と比べてまだまだ大丈夫だと思う、だって。なんたるちゃ。


 今朝、目覚めるとKさんからの着信履歴が残っていた。洗濯などで忘れてしまって、夕方、散歩しながら電話を入れた。



 ま だ 紅 葉 の 少 な か り け る 秋 の 日 の 足 ふ きマ ッ ト の 赤 の ウ ェ ル カ ム



 の歌が気に入ってる、と言ってくれる。読んでくれてるの? と尋ねると、当たり前ですやん、とうれしい返事。だが「ほんとうに酔っ払いでどうしようもなかった人が…」って、ひと言多いんですよ、笑


 と、まあ、時とともにアル中だった時のことを忘れていく(いや、当時もほとんど記憶なしで生きていた)のだが、「(あなたは)ひどかった」と証言する人たちと電話で話した今週でした。たははっ。






 写真は文月尽日の帰り道。
 どこへ通じているのだろう、と思いながら無事帰宅、笑。そんなこんな。




只今のながらCD

SPECTRUM / BILLY COBHAM
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by alglider | 2013-08-03 17:39 | 短歌 | Comments(4)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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