「ほっ」と。キャンペーン

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如月尽日   一首


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22:52


朝 ま だ き 蕾 の ご と く 膝 を 抱 き こ れ か ら と い う 時 間 を 厭 う



あさまだきつぼみのごとくひざをだきこれからというじかんをいとう




 26日に


 仕事を休んで瀉血に行ってきた。400ccを採る。途中で血が固まらないように専用の針が太いことは以前に書いたが、その太い針が詰まって(やはり血液に濃度が高いのだろう)、あれ、あれ、と先生が針を動かすので、うん、それは痛い。で、結局、隣りの血管へ再度刺したので、今、右手の後肘部は深い紫色になっております。


 今回は前回の瀉血の成果が出ていて、次は1カ月後(今回は3週間のインターバルだった)となった。そして、ハイドレアカプセルという抗癌剤が処方された。薬事法で劇薬分類の薬で、様子を見るために火曜と金曜の朝食後に1カプセルずつ飲む。で、今日、初めて服用したのだが、確かに世に言われるように抗癌剤は体がだるい。吐き気はなかったが。髪が抜けるかも、泣


 遺伝子異常を起こした骨髄がわんさかわんさかレナウン娘のように必要以上に血を作るものだから、血が濃くなっている。で、脳血栓や心筋梗塞などのリスクをさげるための血液成分操作(とにかく赤血球、ヘマトクリットの数値を下げないといけない)なのだが、薬自体には副作用として骨髄抑制や間質性肺炎などを引き起こす可能性を数%持っている。


 怖いといえば怖いが成果が出れば控える。原因不明で完治はないのだから飲み続けるわけではなく、リスクとベネフィットの駆け引きをしながらの寛解治療だ。血液の数値が改善されれば休むことになるのだと思う。思う、というのはずいぶんのんびりした話だが「はい、あなたは慢性骨髄増殖性腫瘍の一つ、真性多血症で血液の癌です」と言われ、今のところ、ざざっとネットで目を通しただけだからなあ。これからぼちぼち知識を身につけようと思う、のんびりと焦っていない自分がいる。


 ついで主治医は女医さんで、めちゃめちゃ別嬪さんです。針を一回で決めてくれたら申し分ないのですが、笑。



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 病院帰り、ノエルさんの情報で知った伊丹市昆虫館へカメムシ企画展「カメムシだらけにしたろか~!」を見に行く。


 


 そんなこんな。


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只今のながらCD

TOUCH THE SOUND / EVELYN GLENNIE
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by alglider | 2014-02-28 22:30 | 短歌 | Comments(4)

首がつながる春    一首


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22:42


な に か し ら 麻 疹 の よ う で も う い ち ど 別 れ る た め の 出 会 い あ り な む



なにかしらはしかのようでもういちどわかれるためのであいありなむ





 私が


 勤めている会社の人事異動は三月にある。ほかの会社のことは良く知らないけれど四月が多いのでは、と思う。で、来週には移動に伴う歓送迎会がある。


 毎年、この時期に上司というか所属してる部長が変わるので、微妙な就労条件の私は、部長から新部長へその機微を引き継いでもらえるか、毎年、気に病むのである。立場は契約社員だが、来年は六十歳を迎えるから、契約であろうが何であろうが、情報は不確かだが一応、定年のようなことになるらしい。


 先日、今の部長に呼び出され、これからのことの相談を受けた。「六十になったらどうされますか?(ご隠居ですか?というニュアンスである) 」。「いえいえ、こちらは体が続く限り働きとうござる」の旨を伝え、契約上雇用延長が可能なのか尋ねたら、まあ契約社員ではなくてアルバイトでも、やってくださるなら歓迎ということであった。そこで言われた言葉が「(パンタタ☮さんは)余人をもって代え難いですから」。ね、うれしいでしょ。


 だって、もう少し働いて厚生年金納めないと支給条件に足りないのである。アル中時代にお金はすべてお酒に消え、なにも老後のためのことをしていない。ある程度の覚悟はあるが、最低ラインは押さえないとなあ。今、罹っている病気は治るということがないから、瀉血とかの施術も続くわけで、それを計算すると結構大変だ。とほほ。





 そんなこんな。



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只今のながらCD

THE SHOCKING MISS EMERALD / CARO EMERALD
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by alglider | 2014-02-22 20:18 | 短歌 | Comments(10)

休みらしい休み方    一首

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22:41


放 埓 を 生 き し の ち 君 さ ざ ん か の 散 っ て 無 惨 と 言 う こ と は な し



ほうらつをいきしのちきみさざんかのちってむざんということはなし





 これは


 雪だるまだったんだろうな、という雪の残骸が二つ三つ残ってはいたが、朝からの日差しに大方の雪は溶けてしまった。ほんとうによい天気でまいどまいどの洗濯をして、観葉植物もベランダに出す。お咲さんが買った観葉植物で名前を訊いたら「あ~、何とか言うの~」って、それはそうだろうと思う。その「何とか言うの~」に蕾が付いていて、花が咲きそうなのだが、小さい小さい蕾でゆく先の形は想像できない。とにかく日に当てて水を遣る。


 カーリング、スイスを破って3勝4敗に。決勝トーナメントは難しいなあ。カナダ戦とか残ってるし。私は結構見入ってるのだけれど、お咲さんは「私、頭使うスポーツはしんどい」と言っていたが、今日は力を入れて見てましたわ。10エンドで軽く終わるところをミスショットで延長になったしね。


 今「宇宙はなぜこのような宇宙なのか―人間原理と宇宙論」(講談社現代新書)を読んでいる。著者は青木薫さんで「フェルマーの最終定理」「暗号解説」などを翻訳した女性だが、ご本人が理論物理学の博士だとは知らなかった。宇宙と人間原理は昔からある論争だが、人間原理が注目されつつある最近の流れが読めそうである。まだ序の口あたりに居る私。



 そんなこんな。


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只今のながらCD

ONCE AGAIN / BARCLAY JAMES HARVEST
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by alglider | 2014-02-16 16:52 | 短歌 | Comments(8)

特にどうっていうこともないのですが   一首

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19:49


夜 明 け ま え 少 し 自 分 を 抱 き し め る ウ サ ギ の よ う な 加 湿 器 を 買 う



よあけまえすこしじぶんをだきしめるうさぎのようなかしつきをかう




 私の周りでは


 「雪が積もった、積もった」と子供がはしゃげる程度の話だったが、テレビなどを見ていると関東は大変だったようだ。その街、その街の平均的な天候に合わせて、都市計画がされているから天気予報で予測はできても対応はできない。人それぞれが家を出ないとか、命を持って自然と向き合うということでしかないのだなあ、とあらためて思う。


 で、今日は打ってかわっていい天気だった。昼近くまで寝ていると、まいど心がすさぶのだけれど、青空を見て急に元気になり、心も晴れた。洗濯を済ませ、散歩を兼ねた買い物に出る。駅前に出るには小さな林の中の遊歩道を抜けるのだけれど、ヒヨドリがかまびすしく啼いている。桜の枝からきらきらと光がこぼれ、毎日通る道なのだが毎日印象が違っていて、絵画の中を行くようだ。何の気づきもない喩えもない、不思議な心の動きを絵のようにこのままに詠えたらと思う。




 そんなこんな。

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 このCD はちょっと早いバレンタイン・プレゼントでizumi ちゃんが送ってくれたもの。ジャネットの声は実にまろやかで心が和む。で、ずっと聴いている。ギター、ウクレレ、クラリネットなどシンプルで懐かしく、どこかけだるいのだが、明日に希望が持てる音なのだ。こういうのはいい。

只今のながらCD

FAR AWAY PLACES / JANET SEIDEL Trio & Friends
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by alglider | 2014-02-09 18:35 | 短歌 | Comments(0)

行ってきました   一首

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22:19


通 過 す る 駅 の 夕 暮 れ 伸 び て ゆ く 人 影 た ち も 置 き 去 り に し て



つうかするえきのゆうぐれのびてゆくひとかげたちもおきざりにして




 初めて


 瀉血なるものに行ってきた。左手に生理食塩水の点滴をしながら、右手から400cc の血を抜いた。この瀉血用の注射針が太い。一発で入ったけれど、ぐっぐっと突き刺さる感覚がある。瀉血が終わってから診察と思っていたけれど、お忙しいのか処置室のベッドに横たわったままの診察だった。


 事前に済ませた採血の結果が出ていて、ヘマトクリット値(血液中に占める血球の体積の割合を示す数値)が上がっているとのこと。三週間後にもう一度瀉血。血を抜くだけでなく薬も考えましょう、ということだが真性多血症の薬となると抗癌剤になると思う。ああ、昨日、髪が薄くなった話を書いたばかりなのに、大丈夫かしら、笑


 立ち上がってもふらふらすることもなく帰ってきたが、それよりも太い注射針の痕がツベルクリンのように腫れていて、しかも痛む。バンドエイドを貼る。そうそう、気に入った眼鏡を見つけたので帰りがけに購入した。私は色の中ではグレーが好きなのだけど、そのグレーのフレームの眼鏡だ。チタンで軽い。お咲きさんの第一声は「オモチャみたい。ふつう黒とか鼈甲もどきやないの」だった。珍しいとは思っていたが、そう言われて、しげしげ鏡を見るとオモチャに見えてくるから私も気が弱い。とほほ。




そんなこんな。




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只今のながらCD

JOURNEY TO JOURNEY / MIHO HAZAMA
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by alglider | 2014-02-03 18:04 | 短歌 | Comments(0)

如月朔日   一首

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21:37


そ の 駅 に さ よ な ら の あ り 果 つ る ま で 見 送 る た め の 切 符 い ち ま い



そのえきにさよならのありはつるまでみおくるためのきっぷいちまい




 昨日の


 日記であまり良いことのなかった睦月であったと書いたが、毎年、一月には記念とする日がある。平凡だが一つは誕生日。もう指折り数えて待った子供のころの高揚感は忘れつつあるけれど、まあ「この一年生きました」という感慨は少しあって、そっちの方は年を重ねるとともに大きくなっていくように思う。


 もう一つは誕生日の三日前に当たる日が、私がお酒を止め出した日なのである。毎年これも「この一年飲みませんでした」という感慨がある。今年から一区切りになると考えていた十年目に入った。で、どうかと言うと何も変わらないのであって来年「この一年飲みませんでした」という感慨をもって十一年目に入ればよろし。


 かようにめでたいことは坦々と過ぎてゆき、かなわぬ難儀なことだけが時間を飾ってゆく。そんなもんだから、構造的に病・老・苦がクローズアップされてしまう。まだまだ、叫びたくなるほどの喜びも人生には控えているとは思うのだが、それを望んでことさら計画したり根回しする気はなく、やはり「坦々と」がよろしい。


 胸椎硬膜外血腫の手術をしてから、一年と十一カ月。ほとんど二年で、入院をきっかけに煙草をやめて(下半身不随で動けなかったので煙草が手に入らなかった)こちらも二年になるわけだ。たまに吸いたいと思うときがあるが一瞬だけだ。それと、手術を機に髪(頭頂部)が薄くなったきた。大病すると一気だねえ。髪の量は多い方だったので髪が薄くなるのを気に留めていなかったのだが、ふと千円散髪屋の仕上がりを確認する合わせ鏡で気付いたのだった。お咲きさんが「髪を伸ばしたら隠れるかも」と言うので三カ月ほど放っておいたのだが、どうも耳の辺りがもさもさと気持ち悪くなり、今日、散髪に行ってきた。


 千円のスピード散髪ではなく、髭をあたってくれ、洗髪もしてくれ、しかも禿頭の理容師が多くいる店を探した。初めて店だから指名はしないけれど、うまく髪の薄くなった男性が担当になってくれた。「いやー、髪が薄くなって困っとって。何かええ髪型ない?」とできるだけ地元の人間のように話すと「ほんだら、てっぺんを多めに残し、裾は刈り上げて云々」。よく分からなかったけど、それでいいや、とバリカンを入れてもらった。結果、耳の辺りのもさもさはなくなったが、薄くなったものは薄い。


 そんなこんな。


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只今のながらCD

PULSE / PINK FLOYD
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by alglider | 2014-02-01 20:40 | 短歌 | Comments(4)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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