<   2014年 08月 ( 6 )   > この月の画像一覧

明日で夏休みお終い    一首

■■■
■■■
f0100480_22453996.jpg


23:29


咽 喉 も と の 小 骨 が 取 れ ぬ 八 月 の 雷 雲 ひ と つ 飲 み 込 ま ん と す



のどもとのこぼねがとれぬはちがつのらいうんひとつのみこまんとす





 今日も


 映画を見に行った。お咲さんは文芸・芸術路線とミステリーを好んで見ているが、私はこのところCGを使った地球滅亡アクションものばかり見て、見るたびに世界のどこかの大都市が崩壊している。文芸・芸術路線は若いときに散々見て、無理をしてきたなあ、と思う、笑。それで「トランスフォーマー ロストエイジ」を見てきた。マイケル・ベイって儲けてるなあ。カメラワークが早く、360度回転して全体像を伝えようとするので、臨場感絶大。ちょっと酔うよ。


 明日は夏休み最後の日。京都へ両親の墓参りに行く。亡くなってからも親不孝をしているので墓参り(といっても永代供養のお墓の団地なのだが)は久しぶり。で、兄に浄苑の名前を確認したら「墓参り行きや」とメールで説教された。信仰信心は一切しない兄だったのに、長男だからか、それとも先祖を大切にする京都生まれの女性と結婚したからか、お盆と暮れの二回墓参りしているという。変われば変わるものだ。


 それから京都市立美術館でやっている「バルテュス展」へ回る。バルテュスを京都で見るのは二回目。ずいぶん前の話だから展示内容がどうこうは気にしなくてもいいし、何回見ても「謎」は解けない。そして三月書房にも寄る予定。あ、そうだ、朝一番にかかりつけ医に行って常備の薬を処方してもらわないと、なくなる前に行く機会が明日しかないのだった。夜は整体の予約をいれてるし。ああ....最後の日に忙しくなるのは、昔からの悪い習慣。小学校の夏休みの宿題も8月31日に泣きながらやったものだ。




 そんなこんな。




f0100480_2315563.jpg

只今のながらCD

I WAS WALKING THROUGH THE WOODS / BUDDY GUY
[PR]
by alglider | 2014-08-26 22:45 | 短歌 | Comments(0)

熱海の海岸散歩する    五首「ゴジラノワール」

■■
■■■
f0100480_21311513.jpg



23:17



ゴジラノワール



「 ど こ ゆ く の 」 母 の 声 す る お 三 時 の つ た い 歩 き の 人 類 の こ ろ


思 い 出 は ゴ ジ ラ ノ ワ ー ル 日 の 出 ず る 国 の ふ た た び 灰 燼 に 帰 す


炎 天 に 立 ち つ く し お り 一 切 は 光 り と な り て 色 を う し な う


ひ た す ら の 正 義 を 恐 る 夏 の 空 わ れ に 向 か い て ゴ ジ ラ は 立 て り


取 り 立 て て 正 し く な く と も 平 穏 を 生 き て い け よ と 朝 に 花 咲 く






 23、24日と



 一泊で熱海に行ってきた。私の所属する短歌結社「月光の会」の夏合宿である。4年前、由布院合宿に初めて参加して、翌年は大阪だったので自分がお世話をした。しかし年が改まり、2月に入って私は胸椎の手術をし、脚の調子も悪くなったし、何より神経因性膀胱の後遺症が外出を億劫にさせ、以来、合宿は参加せずにきたのだった。


 後遺症は完治しないが、不自由ながらもそれを受け入れる生活にずいぶんと慣れてきたし、熱海は未踏の地でもあるので行くことにした。福島主宰や編集事務局の野口さん、渡邊さんとは上京した5月以来だけど、3年、4年ぶりの人たちもいて、こちらは病気をしても、みなさんお元気そうで何よりだった(佐久間氏は脳出血から奇跡の生還をされての参加)。


 一日目は午後3時に集合だったから、夕飯までは自由散策。熱海はなんと坂の多いところか!海を見に出かけたのだが、帰りはちょっとした登山(?)で杖を突き突き、硫黄の匂いの中をホテルにもどった。途中の干物屋では干物が金網の上に、今干してますよ!ってな感じで並べられていて、日持ちのする干物が出来立てであるというギャップが何とも面白かった。夜は、鮮魚中心の店で食事。鯛の兜煮に圧倒される。7時を回ってから福島先生が合流。以降、宴会は続く。会議は踊る。


 二日目は朝食後タクシーで「心の花」の佐々木信綱翁が晩年を過ごし逝去された凌寒荘へ。それから起雲閣へ移動し歌会。題詠「八月」と自由詠の二首の無記名歌会が午前中。自由詠は一票も入らずだったが、題詠「八月」は数表入り、何より福島先生に取ってもらえたのは嬉しかった。昼からは記名での五首連作の歌会。私は「ゴジラノワール」を出す。おおむね好意的な評だったが、五首目は四首を受けての結論としては早すぎるという指摘があった。福島先生は五首目については「60年から70年への闘争をしてきた者としては、こういう心境の歌は分からぬはないが、辛く感じられる(大意)」ということをおっしゃられた。私にとってこの五首目はアルコール依存症の回復プログラムという位置づけだったのだが。


 来年も健康で合宿に参加したいと思ったのだった。



 そして今日はハリウッド版「GODZILLA」を見てきた。そんなこんな。





f0100480_22153385.jpg

只今のながらCD

QUADROPHENIA -LIVE IN LONDON- / THE WHO
[PR]
by alglider | 2014-08-25 21:31 | 短歌 | Comments(4)

運転を見合わせるどころじゃない    一首

■■
■■
f0100480_1755422.jpg


23:09


こ の 胸 を せ り 上 が り こ し 思 い 出 は 混 ぜ て は な ら ぬ 強 き 酸 な り



このむねをせりあがりこしおもいではまぜてはならぬつよきさんなり





 前回の日記で


 お咲さんの実家に帰ると書いたが、これが叶わず。荷物を背負って大阪駅までは出かけたが、そこから宝塚線経由、福知山線が動いていない。篠山から向こうは特に整備も心もとないローカル線だ。復旧をしばらく待ったが見通しがつかない。駅の近くにある寿司屋に二人で入り、昼食をとりながらスマホとにらめっこするが、回復の「か」の字も出ず、逆に運転見合わせ区間が広がるばかり。ここ何年かの夏の雨は地域的な集中豪雨だから、自分のいるところが晴れているとほかの地が豪雨なんてことに想像が及ばない昔ながらの習慣では、今の暮らしはやっていけないのかもしれない。お盆の帰省はは諦めて、天気の良い日に帰ることにした。お彼岸になってしまうかも。


 そんなふうに土曜日は徒労に終わったのだが、翌日、ニュースを見て驚いた。「運転再開を願う」なんていうのは生ぬるい話で、福知山は全市に避難勧告が出たようで映像を見ると市全体が冠水している。天井部分だけが見える自動車の島の間を自衛隊のゴムボートが進んでいく。もちろん今日も電車は動いていない。福知山では死者が出て、お咲さんの里、丹波市でも土砂崩れによる死者が出たようだ。両市には災害救助法が適用された。


 去年のお盆、福知山市では夏祭りに出店していた屋台のガス爆発があり、一昨年は台風禍に見舞われていたのではないか。去年の帰省で、お咲さんが電車に鞄を忘れ、私は終点の福知山まで取りに行ったことがあった。そのとき高校時代の同級生が嫁いでいたのを思い出し、丹波まで引き返すのを車で送ってもらったのだが、彼女が心配になりメールをすると娘さんの暮らす京都に来ているということだった。一安心。家も市街地から離れており高台で大丈夫だったようだ。しかし、毎度の同じ川の氾濫に「教訓はどこにあるの!」と彼女は怒っていた。亡くなられた人たちのご冥福を。





 そんなこんな。




f0100480_2259911.jpg

只今のながらCD

LIVE IN GDANSK / DAVID GILMOUR
[PR]
by alglider | 2014-08-17 17:55 | 短歌 | Comments(2)

ちょいと(更新)お盆  一首


■■
f0100480_22111088.jpg



23:17


風 は ゆ き 明 日 に そ よ ぐ 葉 ざ く ら も 見 送 り し の ち の 青 の 葉 ざ く ら



かぜはゆきあしたにそよぐはざくえらもみおくりしのちのあおのはざくら





 先週


 土、日にかけて台風がきたので、お咲さんの実家に帰るのを一週間延ばしたのだけど、やっぱり雨模様の週末だ。ちょいと遅れたお盆。墓参りをして、お咲さんの義務教育時代の同級生である住職を継いだ息子(なんとまあ、ややこしい)にお経をあげてもらう。こんな書き方をしたらありがたみがなく、罰が当たるかしらん。ま、そのようなことをするのだが、もう一つの大事な目的、窓という窓を開け放ち家に風を通すということが、雨では残念ながらできない(であろう、たぶん)。これがつらい。一週間延ばした甲斐がない。


 そして、来週は月光の会の夏合宿(夏しかないけれど)で熱海へ。熱海は初めての地である。





 以上、小さな人生、簡単な更新。そんなこんな。




f0100480_236769.jpg

只今のながらCD

RAIN / FREEDOM TO GLIDE
[PR]
by alglider | 2014-08-15 22:11 | 短歌 | Comments(3)

台風一過向日葵    一首



f0100480_1932737.jpg


21:07


爪 を 噛 み 見 る も の な べ て 不 安 な る ル ド ン の 花 を 壁 に 認 む る



つめをかみみるものなべてふあんなるるどんのはなをかべにみとむる






 6日水曜日に


 血液検査に行った。それから瀉血の予定だったが、ヘマトクリット値(wiki:血液中に占める血球の体積の割合を示す数値。ほぼ赤血球の体積比と等しい。貧血検査などに利用される。成人男性で40-50%、成人女性で35-45%程度が正常値であるとされる)が40%を切って39.9%だったので、主治医に「今日、瀉血は中止」と言われる。真性多血症と診断された時は60%近く、45%まで落とすのが目標だったので、赤血球も白血球も血小板もまだまだ標準以上の数値だけれども、一つはクリアできたわけだ。瀉血もだけど、週に2錠の抗癌剤がよく効いているようで、次回は瀉血の予定なしの診察だけになった。万歳。


 生理食塩水の点滴だけを済ませ、万歳、万歳と昼から仕事に戻るつもりだった。つもりだった、というのは、病院のトイレを利用しようとドア(障害者用のドアは少し重い)を開けるときに変なふうに腰に力が入ったようで「ぐぎっ」と、ぎっくり腰=GGをやってしまった。もともとGG持ちで「このごろピリピリ来るなあ」と思っていたところだったのだ。病院でGGだからそのまま整形外科に行けばよさそうだけれども、予約の人ばかりだから、何だか気おくれしてしまって、ちょいと辛抱すれば治るだろうと、高を括って杖を突き突き処方薬局へ向かったのだった。それが、だんだん痛みがひどくなり、大阪駅に着いたころには、這う這うの体でベンチにへたり込み、職場へ「今日は休みます」の電話を入れたのだった。


 その日だけ仕事を休んで話が済めばよかったのだが、結局、翌日も翌々日も仕事には行けなかった。歩けるまでには水曜から日曜まで5日間もかかったわけだ。木曜を休み、さすがに金曜も休むとは電話しづらかったが、ベッドから動けないのだから仕方がない。部長に「病院に行ったのか?」と聞かれたけれど、救急車を呼ぶわけにもいかないだろう。ま、とにかく金曜日タクシーを呼び、ネットで探した整形外科へ。問診票に「胸椎硬膜外血腫」のことを書いておいたら、先生が「よく歩けるまで回復しましたね」と驚いておられた。それはそれで患者と医者との信頼度が増す嬉しいコミュニケーションだった。レントゲンを撮ったところ、私の骨はS字型になっていなくて腰に負担が掛かりやすいまっすぐな形だとか。以前手術で背骨の棘突起を三つほど取り除いてるのが関係があるのかもしれない。


 で、腰の二か所にブロック注射を打ち、ロキソニンとロキソニン湿布と頓服のボルタレン座薬が処方された。それで帰ろうと思ったのだが「待てよ、ここまで来たらもうちょっと」と、整体の先生に電話を入れ、あいてる時間があるかを尋ねる。1時間ほど待てば診てくれるというので、電車に乗った。ちょいとブロック注射が効いてきたのだろう。整体に行ったのが正解で、みるみる体が楽になった。ちょいとした体操を教わり、コルセットの正しい締め方も教わり、寝ころび方を教わり、と特典がいっぱい。実はこうやって椅子に腰かけているのが一番駄目らしい。安静に横になるか歩けるときは歩く、それが良いらしい。で、台風のあとに歩きに出て、その名残、俯く向日葵の写真を撮ったというわけである。






 明日から仕事に出るぞ!そんなこんな。




f0100480_20562451.jpg

只今のながらCD

SAIKO / QUIDAM
[PR]
by alglider | 2014-08-10 19:03 | 短歌 | Comments(6)

葉月二日     一首


f0100480_16284876.jpg


17:13


そ こ か し こ 蝉 の な き た る 森 を 出 で ひ とつ 命 は 惜 し ま れ い た り



そこかしこせみのなきたるもりをいでひとついのちはおしまれいたり




 また


 同じようなことを書くのは悔しいから報告のみで、今からパソコンの回収(再度のCDドライバの修理)に佐川急便がやってくる。前回は異音だったが、今回はドライバ自体が反応しない。だめじゃん。悪くなってるじゃん。ということ。


 ポール・マッカートニーの顔をあらためてしげしげ見ていた。すると頬が落ちてきたなあ、と今更ながらに気づき、英国ミステリーなどによく登場する人の良い隣の老人のようだ。YouTubeの動きを止めて、ミック・ジャガーの顔をよくよく見ると、口の周りのしわが深く、そして増えた(ロン・ウッドにいたっては彫刻刀で刻んだかのようで、キース・リチャードになるともうグランドキャニオンである)なあとしみじみ。彼らたちの“老い”は当たり前のことなのだが、私の中ではまだまだ若い彼らが居て、ポールはシェアスタジアムに立ち、ミックはハイドパークでブライアン・ジョーンズのために詩を朗読している。


 そういう錯覚と言うか、認識の在り方は自分自身に対しても一緒で、結構、若い時代の自分を想像しながらというか、若いつもりで暮らしていたりするのだが、あらためて自分の“老い”について考えさせられることがある。それは朝、鏡を覗いたときなどではなくて、社会での役割で思い知る。席を譲られたことはないが、会社で若いバイトの子が書類を私に手渡す態度は、もう自分の父親より年上への人に対するそれである。あれ?私はいつからそんなに丁寧な言葉で話しかけられる存在になってしまったのだろう?未熟なままなのに。そういう老いの自覚が抜けているから、私は、結構、年下に丁寧で敬語を使っていたりする。



 そんなこんな。




f0100480_1659140.jpg

只今のながらCD

IT’S A BEAUTIFUL DAY / IT’S A BEAUTIFUL DAY
[PR]
by alglider | 2014-08-02 16:28 | 短歌 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧