<   2015年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

焼肉は悲しい色やね    一首

■■
■■
f0100480_2045697.jpg


21:16


西 日 入 る キ ッ チ ン ご ろ ん と わ た く し の 半 生 が う ち 捨 て ら れ て あ る



にしびいるきっちんごろんとわたくしのはんせいがうちすてられてある




 久しぶりに


 焼肉が食べたくなり「いつか食べに行こう」と口約束(LINE約束とでもいうのか)していたなっちゃんに連絡すると「行きましょう」ということで、話はとんとんと「明日行きましょう」と、これが金曜の話で、土曜の昼には焼肉を食べていた。


 詩人であるなっちゃんの仕事上の社長、歌人の田村君が車を出してくれ、大阪市の北区で待ち合わせたのに、住之江区まで車は走る。何でも、焼肉といえば田村君の頭の中では住之江区のその店らしい。名店というより安さと満足感である。三人で90分食べ放題を注文する。ファミレスなどに行くとサラダバーというのがあるが、ここはドリンクバー、サラダバーがあって、さらにアイスクリームバーなるものもある。そうアイスの種類が多いわけではないが、確かに焼肉の後のアイスクリームはさっぱりと口直しができて良い。


 私は朝ごはんを抜いていく、という力の入れようで、最初に大ライスを頼み、追加で並を注文。あー、満腹と腹をさすっていたら、田村君が「海を見に行きましょう」と言う。私の職場は海に近くって、言わば毎日海を見てる生活なのだけれど、大阪南港の魚つり園は堤防で囲まれていないので波が荒い。いい天気で魚を釣りに来てるのか、肌を焼きに来てるのか、寝ている人も何人かいる。すでに春の向こう側の風景。




f0100480_214136.jpg





 で、それから、第三突堤第七岸壁(上の写真:パノラマ機能で撮影)という、そのまま下の句に使いたい(使うと思う)ところまで移動。日本一標高の低い山、天保山の近くで海の上をゆく湾岸線の鉄路を望む。田村君曰く、ここは上田正樹の「悲しい色やね」の舞台になった突堤らしい。地理的には「にじむ街の灯」は天保山マーケットプレイス辺りのことかもしれない。私は「悲しい色やね」を聴いたとき、なぜ「大阪ベイブルース」という曲名にしなかったのだろう、と不満に思っていた。まあ、頭に「サンフランシスコ・ベイブルース」があったからなんだけど、今では「悲しい色やね」で正解だと思うようになった。聴いた人それぞれの「悲しい色」があるのだろう。ここに来たら半分が歌で、残りの半分が我が事になるのかもしれないなあ、なんて日照りの中で思った。やっぱり夕暮に来る場所ですな。しかし、焼肉でお腹が重い。まったくセンチメンタルじゃないが、それはそれで悲しくもある、笑。


 そのあと車で北新地まで送ってもらう。私はなじみの中古CD屋へ。FACESの「OOH LA LA」、ENYAの「アイルランドの風」、BRUFORDの「THE BRUFORD TAPES」を買う。ブラフォードのテープスは正価が高くって悩んでいたんだけど、安くで出ていました。腰を曲げて下の棚まで覗いて見るもんですなあ。




 そんなこんな。



f0100480_2142412.jpg


只今のながらCD

THE BRUFORD TAPES / BRUFORD
[PR]
by alglider | 2015-04-26 20:04 | 短歌 | Comments(8)

薬を飲み忘れた日   一首


■■
f0100480_2151536.jpg


22:17


こ こ か ら は 致 命 傷 な の 指 切 り の 指 で 引 か れ る 切 り 取 り 線



ここからはちめいしょうなのゆびきりのゆびでひかれるきりとりせん




 寝ている間に


 胃が痛む、というのは正確ではなくて、胃の上あたりから食道半分が焼ける感じがする。もともと逆流性食道炎である。このごろコーヒーを飲んでも噴門のあたりが焼ける気がしていたので、半眠半覚の中で「ああ、逆流性食道炎がひどくなっているんだなあ、先生にもう少し強い薬を頼まなきゃ」などと、思っているところにピンポン♪とチャイムが鳴って若造の宅急便がやって来た。寝ぼけた頭でハンコを押して、リビングに荷物を運んで、もう一寝入りしようと、ふと枕元を見ると、逆流性食道炎の薬があった。そう、飲み忘れていたのである。


 お咲きさんに言うと「飲むべき薬をピルケースに入れて、確認して寝てる?」と言われる。こういう弱っているときは「あほやなあ」と笑ってくれる方が楽なのだが、理は向こうにあるのだろう。私とて私の法則にしたがって毎日数種の薬を数種の方法で飲み分けているのだから、無策でいるわけではないのである。私の飲んでいる薬は「治る」という種類の薬ではない。すべて対症療法である。逆流性食道炎しかり、真性多血症しかり、神経因性膀胱しかり、神経性疼痛しかり……


 私は年金暮らしになるとこれらの薬を購入し続けることができるのであろうか? はなはだ怪しい。まず、今日の逆流性云々は痛みがひどいからぜひとも確保しておかねばならない。ジェネリックで安いので手に入るであろう←楽観視。あと新薬関係はつらいかも。覚悟しておかねばなあ。生活習慣などなど改善が必要ですね。


 高校時代は映画研究部に入っていた。見る方ではなく、8㎜で製作する方だ。まだ1年生だったときの部のメンバーとの会話で、一人が「老後の不安」という言葉を言ったら、みんなが笑った。私は能天気だから何がおかしいのか、さっぱり分からなかったが、みんな笑えるほど将来のことを思っていたりしたんだなあ、と。これは、私の行きあたりばったりさを良く表していて、しょっちゅう思い出す出来事である。




 今日は薬を忘れないように。そんなこんな。




f0100480_22135246.jpg

只今のながらCD

THE SHOCKING MISS EMERALD / CARO EMERALD
[PR]
by alglider | 2015-04-19 21:05 | 短歌 | Comments(4)

悲しくて笑っちゃいます   一首



f0100480_2137325.jpg


22:46


夜 ご と の 眠 り 深 く し て わ た く し が 抱 く み ず う み は 水 に 溺 れ て



よごとのねむりふかくしてわたくしがだくみずうみはみずにおぼれて




 今日は


 悲しいこと、悲劇が三つ半もあった。一つ目は自販機でオロナミンCを買おうとして間違ってリポビタンDを押してしまったこと。「元気ハツラツ」と「ファイト一発」の差は大きい。一日を乗り切るため、自分に言い聞かせる言葉としての無理感は「ファイト一発」の方が大きい。ま、自分には似合わない言葉だな、と思うのである。駅の自販機だったのだけど、それから電車に乗って北新地まで出た。


 中央郵便局へ行き、郵便物を出し、それから振り込みを二つ済ませる。で、それから好きなラーメン屋に立ち寄るつもりだったのだけど、どうもお腹が空かない。これが半分程度の悲しいこと。ドトールでイチゴミルフィーユとアメリカンのMを頼む。午後2時からはケーキセット扱いで50円安くなっていたのは嬉しかったが、アメリカンは20円値上がりしていた。ここら辺りはそれほど悲しくはない。

 ミルフィーユでお腹が膨らみ、先日から欲しいと思い始めたジージャンを買いに行く。しかし、試着してみると丈の短い服が似合わない体形になってしまっている。お腹は少し出始めているし、腰回りにも肉が付いている。これじゃ駄目だ。こんなの着て歩けないと断念する。これが悲しみの二つ目。体を鍛えようという発想は子供のころから一切ないからなあ。


 で、丈の長い春物の上着を見るが、日ごろ着るものを探したり選ぶのに時間を掛けていないから、似合うのか似合わないのかまったく見当がつかない。若いころはまだ執着心があったよなあ。いいことなんだか、いけないことなんだか、どっちでもいいのか、ってとこだ。ユニクロが安くて便利だ、という弊害の一つだな、これは。


 その服屋さんを出て、1階下のソニープラザに寄ると、わーっ、と、この前買った薬缶よりはるかにデザイン、機能美に優れた薬缶を見つけてしまった。嗚呼、なぜ神様はもっと早くこの薬缶に出合わせてくれなかったのか!これが三つ目の悲しみ。とまあ、この程度であるから、悲しくても大したことではない。空が青いから悲しい、という方がもっと深刻だ。


 中古CD屋でテッド・ニュージェントのライブ2枚組、ゲーリー・ムーアのベスト盤2枚組(1枚だと思っていたから得した気分)、再結成したブラックモアズ・レインボウの1stを購入。めちゃ安いわけでもないが高くもなかった。いい買い物だと思う。



 そんなこんな。




f0100480_2237255.jpg

只今のながらCD

DOUBLE LIVE GONZO! / TED NUGENT
[PR]
by alglider | 2015-04-12 21:37 | 短歌 | Comments(2)

雨に濡れている   一首


f0100480_1835953.jpg


18:53


も う き み の 仕 草 も わ す れ 花 の 名 も 思 い だ せ ず に 卯 月 の か か り



もうきみのしぐさもわすれはなのなもおもいだせずにうづきのかかり




 今年の桜は


 週の半ばに一挙に咲いて、週末はずっと雨という、それこそ儚いものだった。昨日、雨の合間を散歩に出ると、もう緑の葉が出始めているのもある。自宅マンションからスーパーや駅に出るまでが桜のトンネルになるのだけれど、去年、団地のベランダに達するような大きな枝は切り落とされてしまい、少々寂しい今年の桜だ。


 話は変わる。疼痛を和らげる薬の処方が増え、副作用として毎日眠い。以前は75㎎を夕食後に飲んでいたのだけれど、先週から朝食後に50㎎、夕食後に50㎎となった。朝に飲むものだから通勤電車の中で眠くなる。それでなくても普段からうつらうつらしながら乗っているのに。それで、先日、乗換駅でずっと寝てしまっていたら、毎日乗り合わせる人が起こしてくれた。その人に起こされるのは実は2回目である。お礼を言ったら「私は北伊丹に行くので」とおっしゃる。途中の駅で乗り換えるあなたを起こすことなんて何でもないことですよ、というニュアンスである。ありがたいことだなあ。


 しばらく雨が続く予報だ。




 忘 却 は か な は ず に あ り 常 し へ に 添 ふ て 降 り た る 花 ち ら し の 雨




 雨に濡れる花の音が聞こえる。そんなこんな。



f0100480_18482276.jpg

只今のながらCD

HEART STILL BEATING / ROXY MUSIC
[PR]
by alglider | 2015-04-05 18:03 | 短歌 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧