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天神祭りの日、葉ね文庫へ   一首

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22:37


黙 祷 と プ ー ル の 匂 い 八 月 へ 電 車 は ゆ け り ま ぶ し き な か を



もくとうとぷーるのにおいはちがつへでんしゃはゆけりまぶしきなかを





 土曜日、


 ペインクリニックへ行って副作用の眠気対策を聞いて、それから、天神祭りでにぎわう大阪天満宮駅で地下鉄に乗り換え、久しぶりに中崎町に出かけた。中崎町はもうずいぶん前から若者たちが町家を改造して、カフェやバー、ギャラリーを開いている場所だ。そこに葉ね文庫(←クリック)という詩歌専門書店があると聞いていた。聞いていたけど、なかなか行けずにいて、先週なっちゃんを誘ったら「疲れている」というので、一人で行ってきたのである。なっちゃんの本も平積みされていた。


 少し道に迷った(中崎町は慣れないと結構同じような家並みが続くので迷う)けれど、何とか到着。靴を脱いで入るビルの一階にある(路面店ではない)店。蛇足だけど、私が一番初めに就職したのは卒業した大学の生協書籍部で、地べた続きの路面店だった。本と本の間に入り込む細かな砂をはたきで書きだすのが毎日の仕事だった。しかし、おかしなもので、それをやっていると本を覚えるのである。ま、いいや。閑話休題。


 で、店の中に入ると先客お一人と女性の店主がお一人。店内に自筆の短歌が貼ってあって法橋ひらく君や草さん、知っている人たちの歌が並んでいた。「作られていますか?」声を掛けられ、私も一首したためてきた。ああ、写真を撮ってきたら良かったなあ、今度、撮ってこよう。「月光の会」の話をすると、福島泰樹さんの絶叫CDが置いてあった。「封が切れないので店内に流せない」と言われるので、CD-Rを用意することを思いつく(きょう焼いた)。そうこうしていると…


 見かけた人が店に入って来た。先週、国際救助隊のように私を台風のタクシー待ちから救ってくれた田村君である。「あれー」というと「来週の予定じゃないの」と言うから「来週は来週で」と返事をする。田村君もあの達筆で一首したためて貼ったのである。二人ならんでいる、笑。田村君は佐藤弓生さんの新刊「モーヴ色のあめふる」を買い、私は中也の「在りし日の歌」の復刻本古書を買った。







 そんなこんな。






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只今のながらCD

FAT AGAIN / SIMON STEENSLAND
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by alglider | 2015-07-26 20:33 | 短歌 | Comments(2)

颱風な一日    一首

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18:09


こ れ か ら は 腹 話 術 の 時 代 が く る よ わ た し で な い 誰 か で も な い わ た し



これからはふくわじゅつのじだいがくるよわたしでないだれかでもないわたし




 17日の金曜日は


 散々だった。翌日の新聞でも50万人以上の数字(後で105万人に影響の発表があった)だったと思うが、とにかくJR西日本の在来線が乱れに乱れ、結果を書くと家に帰れたのは翌日の午前2時ごろだった。いっぱい思うところがあってブログにアップしようと決めていたのだけど、連休で体を休めていたら、その気力は失せてしまった。ということは半分は怒りの感情だったのだろう。アル中に怒りの感情は禁物なのだが、なかなか世の中がそうのんびり構えていることを許してくれない。記録のためのブログである。


 17日の朝、台風の接近はあったが運行情報は「平常通り」だったのである。それで平常通りに家を出て、遅れもせず律儀にやって来た午前8時49分発の区間快速に乗り込んだのだった。順調にきていたのだが、この学研都市線は東西線を経由し尼崎駅で京都線、神戸線、宝塚線に連絡している。ということはもっと遠い琵琶湖線や福知山線で遅れが出ても、影響を受けるのである。東西線の地下駅に入って急に電車は止まり、まったく動かなくなってしまった。安全のため徐行運転をすると各駅に電車が止まっている状態になり、逆ところてん式でないと電車は動かない。


 30分もしたら動くだろうと思っていたら、まったく駄目だった。乗換駅の尼崎に着いたのは1時間を過ぎていたかもしれない。そこから乗り継ぐ電車もなかなか来ない。ホームは人であふれるので三つほど先の駅で人身事故があったという。たぶん接触事故だろう。仕事の相方に電話を入れ、昼までには着く予定でいた。昼に着かないと仕事上大変困る。困るが目的駅の二つ手前で完全に動かなくなってしまった。加古川の水位が危険域に入ったという。散々迷ってタクシーで会社へ。こんな雨台風は久しぶりだ。


 仕事を終えて、帰りの最寄り駅に着くと災害は広がっていて、神戸駅以西は完全にストップ。西へ向かう人は山陽電鉄に振り替えか? 私の利用する大阪方面は各停だけが動いるという。「各停だけ?」と確かめて乗ったのだが、途中、大阪行が松井山手行に変わり、甲子園口と立花駅の間で止まって、その隣の線路を動かないと言っていた新快速が追い抜いていった。ああ、なんたるちあ。ここらへんで私は今日一日を諦めた。諦めたけど、さらなる諦めが必要だった。


 何とか北新地駅に着き、私は降りてヨドバシカメラ梅田の方へ歩いていった。安保法制反対の集会に出るつもりだったのだが、台風で中止になっていた。ま、考えてみれば中止が普通だ。しかし、ネットで「開催中」と流れていたのだ。あれはミス。ミスと言っても台風の中、来た人はいなかったようだけれどね。それから、帰りの電車にうまく乗り込み、これで今日の旅の終了のはずだった。乗るときに「各停に変更、もしくは行き先変更があるかもしれません」というアナウンスが流れていた。そうなの、この先は非常に雨に弱いのである。


 そして、みなさん仕方ないよな、と乗っていたのである。アナウンス通りに快速は各停に変更になり、先の区間は雨のため徐行運転しております、とまた説明があるけれど、乗ってる人はこのまま家に帰れる人ばかり。しかし、いきなり四条畷駅で運転見合わせとなり、私の駅まではあと二つというところであった。電車は満員、タクシーを待つ列がすぐ長蛇になることは誰にでも分かった。ゆっくり改札へ向かうと、すでに駅員が客にすごまれて暴言のサンドバッグ状態に。あれはいけない。すぐに警察官がやって来た。


 しかし、ホテルもネットカフェもない田舎町。ただひたすら数少ないタクシーを待つしかない。しかし、その待つ列が問題なのだった。改札を出て右に折れると右に降りる階段と左へ下りる階段がある。左へ下りた方がタクシー乗り場に近い。が、⊂。(⊂が列の形 。がタクシー乗り場のイチ)のように並んでいて⊂のターンするところに右の階段から降りてきた人が並び出した。それもちょうど建物のでっぱりがあって後ろに並んでいる人からは見えないのだ。_⊂。という形になって⊂の上半分の人は永久に前に進まない状態になってしまった。気付いたおばあさんが駅員に整理するように頼みに行ったらしいが、次々と後続電車が当駅止まりになるのでそれどころではないらしい。しかし、駅に取ってこれは初めての経験ではないだろうし、構造などを理解しているなら、タクシーの列整理はすでに業務として確立されていてもおかしくない。仕事として取り組むべきだった。それに振替輸送ならただだが、タクシー代はかなりな出費だろう。タクシーの回転がいつもより悪いのは、近場の利用ではなく、遠くまで乗らなければならなくなった人が多かったからだ。



 先頭の人が「○○方面の人いませんか?」と相乗りを始めたが焼け石に水。200人ぐらいの人が並んでいる。お咲きさんにメールを打つと「私も並んでる」と電話がかかってきた。ずっとずっと待って、暇でmixiに書き込んだり、ツイッターにつぶやいたりしていると、ツイッターのつぶやきを目にした田村君が車(サンダーバード何号だろう?)で救助に来てくれた。家にたどり着いたら、娘さんがいない。ああ、あの列の中にいたのだ!娘さんの帰りは午前3時を回っていたのでした。ちゃんちゃん。








 写真はタクシー乗り場からの風景。雨。そんなこんな。







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只今のながらCD

ABELARD AND HELOISE / THIRD EAR BAND

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by alglider | 2015-07-20 15:26 | 短歌 | Comments(7)

一挙に夏でした    一首



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21:17


鼻 歌 を お 風 呂 で う た う 癖 の ま ま 大 人 に な り し き み の イ マ ジ ン



はなうたをおふろでうたうくせのままおとなになりしきみのいまじん




 昼まで


 寝ていて、起きだすとお咲きさんはもういなかった。たぶん義母の入っている施設へ早めに行き、ウインブルドンに合わせて帰ってくるのだろう。私は、昨日では済まなかった残りの洗濯物を二回まわし、乾いた昨日の干し物を取り入れ畳み、それからコーヒーとパンを食べ、メールのチェックして、髭を整え、コンビニに届いていた永井陽子全歌集を受け取りに行き(なぜ家に配達しないのかと言えば、最近、本やCDを買い過ぎているからで、お咲きさんがチェックするカードではなくこそっり買うときはコンビニ払い&受け取りを利用している、笑)、帰って風呂に入って、パソコンの前にノンアルチュウ―ハイを置いて、対中国戦バレーボール観戦準備終了。実に計画的に事をこなし、予定通りにネット配信の時間にはパソコン画面に向かうことができた。


 結果は3対1で負けました。惜しいという感じでもなかった。作戦が、ということは、打つ手がイマイチ決められない状態ですね、今は。中国は若返って動きが俄然とよくなっている。普通ロシアなど2mを超えたり190㎝台の選手の動きはレシーブなど、どこかぎこちなくなるものだが、今の中国の選手は背も高いのに機敏に動き、飛び、跳ねる。スパイクが決まった後は拳を握って咆哮する。


 この咆哮は日本選手ではめったに見ることができない。最初、派手だな嫌味だな、と思っていたけれど、個人プレーの爆発がうまく団体競技であるバレーボールに機能していて、これは強いなあ、と途中でバンザイしてしまった。お手上げである。それとユニフォームが共産主義の赤一色から抜け出してシルバーのような色で、一回り大きなTシャツを着ているかのようなラインだったのも動きを軽快に見せた。いや、実際に軽快だったのだが、その軽快さにデザインの力が一役買っていると言える気がした。日本も大会ごとにユニホームを新しくしているようだけど、基本は同じだからなあ。こういう状況の時は心機一転するデザインを考えてはどうだろう。ああ、それと真鍋監督以下のピンクを基調にしたポロシャツ姿は何とかならんのでしょうか?


 で、今からエアコンのない自分の部屋を出て、リビングのエアコンを利かせながらウインブルドンを見る。お咲きさんに逆らわず、フェデラーの応援である。





しかし、今日は暑かった。一挙に夏。梅雨明けは宣言されたかいな? そんなこんな。







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只今のながらCD

CITY LIFE,NEW YORK COUNTER POINT, EIGHT LINES,VIOLIN PHASE / STEVE REICH
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by alglider | 2015-07-12 20:33 | 短歌 | Comments(2)

女子バレー・ワールドグランプリ   一首


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18:26


献 血 の で き ぬ 血 を も ち 騒 音 に ま ぎ れ て 聞 こ ゆ O 型 と う 声



けんけつのできぬちをもちそうおんにばぎれてきこゆおーがたとうこえ




 病院を


 整形外科からペインクリニックに替えて、薬も変わってから疼痛は随分とマシになった。痛みではなくちょっと肩こりのひどい感じで済んでいる。しかし、副作用で半端なく眠い。


 で、今年は梅雨らしい梅雨でありまして長雨が続いております。こういうのが余計に眠気を誘いまするなあ。しかし、今日から何日か晴れもしくは曇り程度なので、思いっきり洗濯をして、わが家のベランダは満艦飾のようでありまする。このまま空の海へ滑り出すと面白いのだけど、ちょっと想像力にゆとりのない日々です。短歌が全然できなくて、あっという間に〆切が、困った。


 ただいま、女子バレーボールのワールドグランプリが開催中で、タイラウンドが終わって、昨日から埼玉でジャパンラウンドが行われている。昨日は1時間早く退社して午後7時のスタートからテレビの前に座り込んだ。5セットまでもつれこんで2対3セットでイタリアに惜敗。しかし、TBSはひどい。4セットまでは何とか中継できたが肝心の5セット目で「それではみなさまここまで~」。それはないでしょ、あまりにもご無体な殺生な。あわててネットでの中継を探したファンも多かったと思う。私もツイッターで情報を得て、イタリア語(たぶん)の中継を見ていた。


 作戦としてはまだまだお試しの時期のようで、来年リオで金を狙うと言っている真鍋監督の頭の中がよく分からない。16歳の宮部、19歳の古賀(ファンになりました♡)、20歳の宮下と順調に若い力は伸びてるけれど、コンビネーションはバラバラだ。キャプテンの木村も元気がなく、ミスも多いし、心なしか痩せて見える。江畑の怪我も心配。昨日は長岡がイマイチで、石井はリリーフサーブで迫田も出なかった。つまり若手も伸びて役者が多すぎるのに、すべての選手に従来の役割以上のことを求めるハイブリッド6っていう戦略は大丈夫なのだろうか? 去年から疑問視するコメントはいっぱいあったけど、やってみればええやんか、と私は思っていたのだった。しかし、なんか、空回りでどうもマズイ気がしてきた今日この頃。湿度が高い中、みなさまいかがお過ごしでしょう? さあ、もうすぐ7時、ドミニカ戦だ。古賀選手にかぶりつくよ、笑。





 ですます調、ていうか語尾がまとまらない、そんなこんな。




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只今のながらCD

RED BARKED TREE / WIRE
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by alglider | 2015-07-11 15:32 | 短歌 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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