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月光、合宿だけど    一首

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21:12


濡 れ た 砂 一 握 の 砂 八 月 の さ よ な ら を 告 ぐ 永 遠 の 没 り 日 に



ぬれたすないちあくのすなはちがつのさよならをつぐとわのいりひに




 明日から


 「月光の会」の夏合宿である。前号評も締め切りを守って送信し、題詠も一首送り、連作六首も20部用意した。しかし、今日の昼から体調が優れない。冷房が入っていると電気毛布が欲しいぐらい寒く、手足の関節が痛んだ。これは今、義母が入院するきっかけとなった尿路感染と同じだ。


 私は脊髄の手術をしてからときどき自己導尿をしなくてはならず、手の消毒、カテーテルの消毒など気を使ってするのだが、年に何回かは細菌が入り込む。この場合の熱は高い。今は平熱まで治まっているが、きっと寒さと闘っていたお昼は、経験上40度近かったと思う。さ、今から何も食べていないのでサンドイッチでも軽く食べ抗生物質を服用する。明日の朝は早い。午後1時過ぎには福井県会津若松に私はいるはず………では。



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そうそう船越桂「私の中のスフィンクス展」を見に行ってきた。図録と絵葉書しか記念品を売っていなかった。シンプルでよろし。




そんなこんな。






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只今のながらCD

パロール / 夏木マリ
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by alglider | 2015-08-28 20:41 | 短歌 | Comments(2)

首までちとせだらけ   一首


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20:49


触 れ ら れ ぬ 逃 げ 水 の ご と き 八 月 に き み は い た の だ 影 を 残 し て



ふれられぬにげみずのごときはちがつにきみはいたのだかげをのこして




 15日、

 16日とお咲きさんの実家に帰って墓参り、雑草取りなどをする予定だったが、お咲きさんの仕事が忙しく(お盆休みと言いながら、ほぼ毎日職場へ参じてました)、しかも、明日からは一週間東京へ出張ということで、涼しくなる(なればいい)9月に帰省することにした。去年は、大雨で電車が動かず、大阪で寿司を食べて戻って来たのだった。さてさて、お盆休みも終わりで、明日からまた電車が混むなあ。


 今日mixiで参加している短歌のコミュニティの歌評を書き上げ、大阪・梅田まで出かけてきた。月末29日と30日にかけて結社「月光の会」の夏合宿が福島県会津若松である。たった一泊のためには遠いなあ、と思ったけれど福島県は足を踏み入れたことのない県だし、結社の朋友が震災のことを語ってくれるであろう(たぶん)。今年行かなければ、行く機会を逃すかもしれない、と考えるとすべては終活である。ただ、この合宿に参加するまでに前号評の〆切を抱えていて、そして合宿でやる歌会の連作も作らなきゃいけない。結構忙しいのである。私の盆休みは、福島から帰ってきてからの31日と9月1日の二日間だけ。所属部署の組織替えがあって人数が減り、補勤をしてくれる人が足りないのだ。とほほ。31日には短歌友達、文さんと会えるかもしれない。楽しみであるが、今は可能性としてある。


 で、ただいま嵌っているのが、元ちとせの新しいCD「平和元年」。この雲行き怪しい時代によく出してくれた、って思う。反戦歌、人を思いやる歌、別れの歌、原爆の歌、どれもカバーであるがアレンジがとてもよく、歌もそれに負けないで応えている。収録曲を書いておく(書いてしまうぐらい気に入っていてイチオシであるが、余計なお世話かもね)1「腰まで泥まみれ」ピート・シガーの反戦歌。中川五郎さんの訳で知られている。2「スラバヤ通りの妹へ」松任谷由実が日本の占領下にあったジャカルタのスラバヤ通りでも少女との邂逅を歌ったもの。3「美しき五月のパリ」フランスの反ベトナム戦争から生まれた歌で作者不詳である。日本では加藤登紀子の歌がはやった。4「ユエの流れ」祭りの日、出兵した恋人の帰りを待つ歌。5「リリー・マルレーン」マレーネ・デートリッヒの歌で有名。デートリッヒはナチスから逃れアメリカに亡命。反ナチの態度を明確にし米兵の慰問活動を続ける。その時に出会った歌らしい。6「最后のダンスステップ」出征前夜の男と女の話。あがた森魚作詞作曲、アルバム「噫無情」に収録。7「戦争は知らない」寺山修司作詞の良く知られた反戦歌。戦争も知らないが父も知らないという不幸。8「死んだ男の残したものは」作詞谷川俊太郎、作曲武満徹と大御所二人の手によるベトナム戦争時に作られた歌。9「ケ・セラ」ホセ・フェリシアーノの歌が有名。学生運動家の間でよく歌われた。ケセラセラと同じ、どうにかなるさ、という意味。いま。憂歌団の木村充輝もカバーしている。10「永遠(とわ)の調べ」この曲は映画「日輪の遺産」のため元ちとせが歌ったもの。11「死んだ女の子」終戦直後、日本を訪れたトルコの詩人ナジム・ヒクメットが作詞したという。広島で亡くなった女の子を歌っている。12「さとうきび畑」沖縄戦を歌った歌として有名だが、ここでは元ちとせがデビュー前、19歳の時に録音したテイクを使っている。


 んで、私は仕事の行き帰り、帰ってきてからもずっとこれを聴いている。誇張でもなんでもなくこれしか聞いていない。首までちとせだらけ、笑。



          




 では「腰まで泥だらけ」をどうぞ。そんなこんな。





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只今のながらCD
平和元年 / 元ちとせ

*題字は吉永小百合さん揮毫。
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by alglider | 2015-08-16 19:34 | 短歌 | Comments(4)

集会へ行ってきた   一首



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20:57


亡 き ひ と は 空 の 青 さ の そ の 向 こ う 神 に な る な ど わ れ は 思 わ ず



なきひとはそらのあおさのそのむこうかみになるなどわれはおもわず




 7日の

 夜、JR元町駅前で学生が始めたSEALDs KANSAIの「安保法案反対集会」があったので仕事帰りに立ち寄った。お孫さんのためにと短歌友達のKさんもバスに揺られて元町まで。大学生時代、初めてデモに参加したのも神戸だった。はっきり覚えていないけど三宮から元町ぐらいまで行進したのではないか。あのころは機動隊が隊列の両脇にビシッと付き、ときどき殴られるというひどいものだったが、今回の集会での警察の役目は右翼の街宣車の誘導であった、笑。もちろん公安関係が参加者の写真とか撮っているだろうけど、昔と比べたら平和で主張も極端に言えば政治的ともいえないものだ。


 今回はスピーチに思想家の西谷修氏が立つという情報にも興味があって行ったのだが、氏は学生主体の運動に心を動かされ、一個人の参加、見守るという立場に居る、ということで上から目線の言葉は一切聞かれなかった。そこは大変良かったと思う。賛否、賞賛侮蔑はあるだろうが彼ら彼女らのスピーチは自分の良心からきている。学生が始めたわりには組織が出来すぎていると言って、バックに政党がついていると指摘する声もあるが、べつにそれでもいいと思うし、それは従来の発想からの反論だろう。個人の良心と組織の問題はいつもある問題だが、旧態然とした組織論を超える新時代を見せてほしい。参加してこの目で見たかぎりあのぐらいの組織力、パンフやビラはインディーズバンドのフライヤー(笑)を思えば、デジタルの時代ではどうってことない準備だと思われた。


 関西では毎週金曜日に集会を主要都市で開く予定であるとか。21日は大阪ヨドバシカメラ前。売り出し中の“評論家”白井聡氏がスピーチに来るというから聴きに行こうと思う。宣伝しているわけではないよ。今、何かが動き出しているのを自分の目で見ておかないと損をするというか、再びこの波に出会うには歳をとっている気がするのだ。これも終活の一つ。


【追記】彼ら彼女らから幾度となく聞いたのは「殺したくない」だった。「死にたくない」ではない。利己的個人主義とはとても呼べない。「殺したくない」「殺すな」という言葉が「死にたくない」より大切な言葉だと知ったのは随分歳をとってからで、平和には平和だからこそ到達できる思想があるのだ。これは大事なことのように思う。





 そんなこんな。







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只今のながらCD

DRUCKFARBEN / DRUCKFARBEN

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by alglider | 2015-08-09 19:52 | 短歌 | Comments(3)

葉月朔日のこと   一首


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20:58


サ ン グ ラ ス 外 す こ と な き 八 月 の 焼 か れ し 眼 よ り 伸 び る 蔓 草



さんぐらすはずすことなきはちがつのやかれしめよりのびるつるくさ



サ ン グ ラ ス 外 す こ と な き 八 月 の 焼 か れ た 瞳 を 思 い お り た り



さんぐらすはずすことなきはちがつのやかれたひとみをおもいおりたり




 1日は

 淀川キリスト教病院の血液内科の診察を受ける日だった。いつも土曜日に予約を入れるのだが、私の場合、血液検査に1時間以上要するので、結構早い時間の指定になって、平常の仕事より早い電車に乗ることになる。休みに早起きっていうのはつらさ倍増(笑)である。診察の結果は白血球と赤血球、血小板はいまだに多いけれど、ヘモグロビンやヘマトクリット(血液中に占める血球の体積の割合を示す数値)はどれも下限値より下だったので、瀉血をせずに済んだ。先生に薬の副作用で髪が細くなりよく抜けます、と言えば、DNAに直接働きかける薬で、仕方ないかもね、という返事で、まあ、仕方ないのである。


 昼までには診察は終わり、猛暑日の昼の最中、処方薬局へ歩いたのだが、これがもう地獄のような暑さであった。日ごろ、ニュースで見たり聞いたりするのは暑さの始まる前か治まってからの朝か夕方である。昼は暑いといっても空調の効いた屋内にいるわけで、実感はあまりなかったのである。薬局までそんなに遠くないのだが、辛かった。高校生や大学生の時に部活の強行軍で炎天下を延々と歩いたことがあるが、陽射しも違うし照り返しも当時と比べものにならないぐらい強い。太陽は真上にあるのに暑さというか熱気、熱風、は足元から来る。サウナの中を朦朧と歩いてるような感覚で、吹く風まで熱風で恨めしい。コンクリート、アスファルト駄目。あるていど土に戻さないと狂ってしまうぞ。







 真性多血症は水分を採らなきゃ駄目なんだけど、採っても採っても出ていきますな。そんなこんな。







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只今のながらCD

LIVE AT BLUES ALLEY / EVA CASSIDY
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by alglider | 2015-08-02 20:19 | 短歌 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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