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霜月も終わりますねえ  一首

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22:57



手 を 紙 で 切 り た る 夜 の か た む き て あ あ や っ ぱ り と 冬 に 入 り ぬ



てをかみできりたるよるのかたむきてああやっぱりとふゆにはいりぬ



 もう11月霜月も


 終わって師走に入るんですねえ。毎年、早い早いと言っているけれど、今年は何だかいつもに増して早い気がする。私は六十の還暦を迎え、娘さんは嫁ぎ、お咲きさんのお母さんが八十八歳で逝き、これで私の両親、お咲きさんの両親の四人がこの世を退場されて、新しい“あの世”へと引っ越しされた。今年の日本は安保法案が成立し社会は大きく国家主義へ舵を切ろうとしている。制度としての主権は“在民”から“在国”に変わりつつあるのをひしひしと感じる。国のために子を増やせ、出生前診断で障害児を減らせないか、子供は飼いならせ、失言と訂正お詫びを繰り返し、やがて失言は失言でなくなり主張となる時代がやってきそうだ。


               



 そんなことを思っている「暗い日曜日」だ。ダミアではなくて人間椅子で。そうそう、職場のアルバイトの女性が人間椅子のTシャツを着ていて「お、人間椅子やんか」と言うと、えらい喜ばれた。これ見てください、と呼ばれパソコンを見るとメンバーと一緒に写っている彼女の写真がデスクトップにあった。珍しい。そしてもう一人の女性が「よかったですね」と声を掛けていた。たぶん、周りに自慢したのだけれど誰も知らなかったのだろう。彼女の喜びが理解できた。


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 mixiにたこ焼きの画像をアップしたら、コメントをたくさんもらった。おいしそうだったらしい。大阪の人は反応しなかったけれどね。金沢のizumiちゃんは晩御飯をたこ焼きにしてしまった、笑。





 そんなこんな。



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只今のながらCD

FOLLOW THE WHITE RABBIT / YARON HERMAN TRIO
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by alglider | 2015-11-29 00:17 | 短歌 | Comments(0)

マイナンバー届きました   一首

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16:12



歌 う た う 風 の が し た る 羊 歯 類 の み っ し り と あ り 雨 の 降 る ら ん



うたうたうかぜのがしたるしだるいのみっしりとありあめのふるらん




 22日の午前中


 急に娘さんが帰って来た。お咲きさんにメールを入れていたようだが、お咲きさんはマメにメールを見る人ではないので、結果「急に」になってしまった。旦那さんの車で来たようで、旦那さんはトイレを借りていった。持って行くものと、それと住民票を移していない(たぶん)ので、こっちで大阪府知事選挙に行かねばならなかったようである。年金機構からの手紙などが届いており、こっちも渡すものがあったのでちょうどよかった。娘さんは反橋下なので、面倒でも選挙に来たようだが、残念な結果になってしまった。


 それからしばらくしてチャイムが鳴り簡易書留でマイナンバーの通知が届いた。私宛てと娘さん宛てである。あれ、お咲きさんの分は?と思ったけど、お咲きさんが「そんなん個人宛てやからバラバラで来るんちゃう」とか言ったので「そうか」と納得したのだけど、いやいやどっこい、私宛ての封筒にお咲きさんの分まで入っていた。世帯単位で送られることを後で知ったがDV係争中の人などは困るんちゃうかなあ。そういう事情の人は9月末までに申告できる措置があったらしいのだが、9月以降はどうか。配達までには人生を変えるぐらいの出来事が起こる時間がある。「安全」を声高に言うんやったら、やはり個人宛てに送った方がよかったのでは、と思う。ICカードを申し込む返信用の封筒は一つしか入ってなく、それも普通郵便だ。端から完全は望めないのに、素人の私でも「えーっ、これは」気付くことが幾つかあって、多分に問題ありで、そして配達上の事故が起こる気がする。これはマイナンバー反対かどうか以前の問題だけど。



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 三連休を一日は病院周りで、もう一日を今年の分の自選三十首選びで過ごした。今日はお昼から雨。これを書き終えたらYouTubeで今年のVリーグ、女子バレーボールを見る。NECと久光が苦戦中。予想外の東レが走る。木村沙織の復調が大きい。写真はマンション敷地内の植え込み。葉の形が好きだ。




 そんなこんな。



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只今のながらCD

MEMPHIS UNDERGROUND / HERBIE MANN
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by alglider | 2015-11-23 15:17 | 短歌 | Comments(0)

日々    一首


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22:06



思 う 、と は い つ か か な ら ず 戦 ぐ も の 薄 荷 の ご と き 傷 の 残 れ り



おもう、とはいつかかならずそよぐものはっかのごとききずののこれり




 フランス

 のテロがあってどうも気がふさぐ。ふさぐというのは自分の気持ちを抑制しながらニュースなどを見なければいかんからだ。簡単な解決が見つからないことは分かっていても、何とかならんのか、と頭の中はぐるぐる回る。ぐるぐる回って疲れたら、たいがいろくなことを考えない。ろくでもないこと、というのは軍事力による解決だが、アフガニスタンがいい例(地政学的には同じように語れないけれど)のように、軍事力では解決しない問題、歴史の大河が横たわっている。129人以外にカウントされていない人々の死が累々とあり、その上をブルドーザーが整地するかのように、世界が軍事力による解決へむかっているように思えてしまう。「不寛容」この言葉をどの宗教も認めていないのではないか。なのに憎しみと殺戮の連鎖が止まらない。



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 頼んでいたアヴィレックスのモッズコートが届いた。Amazonが15%OFFのバーゲンをやっていて、プライム会員ならさらに5%OFFというのに引っ掛かって、というのも何だけど、かなりお得だったので買ってしまった。買う前にサイズが分からなくて「そうだ、そうだ」と、梅田グランフロントの直営店に行って、LとXLの試着だけしてきた。変な客と思われただろうな、笑。以前から欲しくって今年は買おうと思ってた服ではあるが、テロの後にアーミー調の服が届いて、喜びが半分ほど複雑なものになってしまった。(お咲きさんに言わせると私の買う服はどれも同じといことらしい)



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 昼から雨が上がり、散歩に出た。秋の空に皇帝ダリアが咲き誇っていた。背の高い皇帝ダリアは秋の空によく映える。儚い命の「皇帝」ではあるが。




そんなこんな。



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只今のながらCD

THE 3rd PLANETARY CHRONICLES / YUKA & CHRONOSHIP

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by alglider | 2015-11-15 17:11 | 短歌 | Comments(0)

風呂の蓋と引っ越しと紅葉   一首



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20:37



目 を 閉 ず る 明 き 陽 の 中 た れ し も が わ が 身 に 迷 う 冬 の 踊 り 場



めをとずるあかきひのなかたれしもがわがみにまようふゆのおどりば




 生協の


 宅配を利用しているのだけれど、先日、お風呂の蓋(蛇腹式?のやつ)を頼んだら、何か所か割れていて、お咲きさんが「これあかんわ」と言う。交換を頼もうとすると、お咲きさんは蛇腹式?ではなく二つ折りにできる板の蓋がほしいとか。確かに入浴しながら読書をする習慣のあるお咲きさんにはその方がいいかもしれない。それで板状の蓋を探すと、これが値が張るのだ。蛇腹式?なら2000~3000円であるのに板は7000~8000円もする。板の方が作るのは簡単な気がするのだが、防カビとか抗菌とかいろいろ付加価値が付けやすいからだろうか? ここまで高いと要相談で、今は、カビで汚れた古いピンクの蛇腹で辛抱してもらっている。辛抱って言葉が当たっているかどうかは分からんけれど。


 11日の昼に娘さんのお婿さんが車でやってきて簡単な荷物を運び出し、向こうの家で暮らし始めるらしい。懸案だったキッチンもイナックスに決めたそうで、ほとんどの物は置いていき、仕事用の書籍類とパソコンと椅子だけを持って行くんじゃないかな、と私は予想している。プチ引っ越し、というか、だらだら引っ越しである。11日は私もお咲きさんも仕事なので、ちょっとはお婿さんが驚かないようにリビングなどを片付ける予定だったのだけれど、お咲きさんが風邪でダウン。ぼちぼちそこそこの片付けになりそうな塩梅だ。


 今、ことし一年間で詠った短歌を三十首自選しているのだけれど、これが結構難しい。何となく連作にみえるようにしたいのだが、一年間だとあれを選べばこちらの季節がおかしい、という具合になってしまう。何か見せ方に工夫もいるし、自分の歌といえど選ぶ基準などを設けないと選歌が進みません。それと冊子関係から依頼されている歌も何首かあって、先日は自分でも驚くぐらい調子よく「いい歌だなあ」と思えるのができたのだが、どこかで何かを掴み損ねて、長くは続かず、笑。でも、いいのができそうです。



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 以前書いたことがあるけれど、紅葉はカエデやツタではなくて桜が一番好きだ。朝、工事中の公園のガードマンさんが桜の紅葉を竹箒で掃いている。掃いても掃いても次から次へと降ってくる、朝の儀式。「おはようございます」と声を掛け合う。




 そんなこんな。



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只今のながらCD

カバー・アルバム第一集 / 山本精一
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by alglider | 2015-11-08 19:12 | 短歌 | Comments(2)

霜月文化の日   一首


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22:47



寒 雷 が ず っ と 鳴 っ て い る 鳩 尾 の あ たり に 触 れ る き み の 手 の ひ ら



かんらいがずっとなっているみぞおちのあたりにふれるきみのてのひら



 小学生

 のころ、いずれは通うことになる中学校の裏山によく遊びに行った。中学校までは長い長い坂道(と、子供には思えた)で、向かいには「希望館」という児童養護施設があった。そこが両親そして親戚身寄りがない、またはそれに準じた事情のある子供たちの施設であると知ったのはずっと後で、「きぼう」が「希望」であるのを知ったのもずっと後で、小学生の私は「子供たちだけで生活できる楽園」と思っていた。仲の良い友達が何人かいて、誘いだしては裏山に上がった。山の上には新興宗教の大きな館があり、その裏手には広い広い芒の原が広がっていた。芒の原へは少し助走のとれる下り坂があって、両の手を広げ芒の上を飛行するかのように走り下りるのが好きだった。


 義務教育が終わると施設の友達とも離れ離れになり、新興宗教の館もだんだんと規模が大きくなり、芒の原へは行かなくなった、というか多分整地されてしまったであろう。それ以来、バスツアーなどのパンフレットで曽爾高原や砥峰高原を見ると「芒の高原へ行きたいなあ」と思うようになっていた。4年ほど前に誘われて和歌山の生石高原に行く話があったのだけれど、病上がりで長時間車に乗ることが億劫だった。で、話を断り続け、機会は失われてきたのだけど、今年は神奈川に引っ越した詩人のなっちゃんがわざわざ大阪に戻ってきてまで行くというので、塔の田村君となっちゃんと私の3人で行くことに決めていた(9月ごろの話)のだった。出発当日の6日前に義母が亡くなっていたから、芒の原というのは、何だか四十九日の済まない義母に出会えるような気もした。自分の背丈より高い芒の中を分け入ると茫洋とした気持ちのなるが、「芒」と「茫」なんと漢字も似ているではないか。




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 帰りは和歌山マリーナシティでバーベキューをして、そこから和歌山の短歌友達きゃろさんも参加。きゃろさんの娘さんと私の娘さんが同じ年齢で同じ今年二人とも結婚することになったので「まあ、奇遇ですなあ」とかなんとか。きゃろさんからお土産に名産の蜜柑をもらい、そして地元の有名ラーメン店である井出商店(←クリック)のインスタント袋麺を頂いた。さきほど小腹がすいたので食べましたが、いとおいし。うれしかるかるでした。ありがとう!



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 今日は昼からお咲きさんと義母がお世話になっていた介護施設に残っていた荷物の整理に行きテレビや加湿器を持ち帰った。もう少し終の棲家となるはずだったのだけれど、部屋はすっからかんと片付けられていた。入居するためのすっからかんは希望に満ちているが、去るためのすっからかんは寂しいね。



 そんなこんな。



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只今のながらCD

THE SCREAM / SIOUXSIE AND THE BANSHEES
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by alglider | 2015-11-03 21:31 | 短歌 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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