A HARD DAY'S NIGHT + 短歌
2009年 09月 16日
23:35
こ ほ ろ ぎ に 誘 は れ し ま ま 三 叉 路 を 祈 り つ 行 け ば な だ ら か な 坂
こおろぎにさそわれしままさんさろをいのりつゆけばなだらかなさか
疲れた。
中之島の国立国際美術館へ近付くにつれ人が多くなる。おばさん多し。「あれ、やなぎみわさんって、こんなに高齢な人にも人気があるの?」と思ってポスターなどが目に入ってくると、うう、そうだったルーブル美術館展もやっていたのだった。不思議なことに京都でもこの同時期にルーブルを開催していて、そちらの方にはフェルメールが来ている。大阪の方は子供を切り口にしたエジプトやキリスト教絵画や中世家族ものである。
で、やなぎみわ写真展はこのルーブルのチケットを買うと只になるのである。これでも美学科出身の端くれ。ルーブルも見ておこうと廻ったのはよいが、やなぎみわさんの写真に圧倒され、ルーブルの人いきれに翻弄され、心身ともにぐったり。やなぎみわさん、写真はもちろんのことだが、添えられた言葉のセンスが抜群にいい。現代美術の作家は言葉がしっかりしていると安心する。先日の杉本博司さんといい、カメラマンは言葉がしっかりしている気がする。
それから、仕事で映画の試写。好きなポップス、ロックミュージックの物語だったから楽しめたが、これも二時間十五分あったので、解放されたときには足元がふらふらしていた。夕暮れの渡辺橋を渡る。会社帰りの人ごみに飲み込まれ、これまた体力消耗。
帰りは中古CD屋に寄る予定にしていたのだが、疲れているのと、やなぎみわさんの写真集を衝動買いしてしまったので、節約節約。電車が同じだったらしく、帰り着いた駅でお咲さんと一緒になる。すでに金欠だったので、近くで回転寿司をおごってもらう。旨旨。しかし、ツカレビッチ・アンドロポノフですすすすす.........
ゆくゆくは老婆のやうな好好爺、そんなこんな。
只今のながらCD
蟹 / TABLATURA
by alglider
| 2009-09-16 20:23
| 短歌