津波 + 短歌
2010年 06月 06日
20:42
呆 然 と 立 ち つ く し た り 過 去 と い ふ 津 波 が わ れ を 包 囲 し て を る
ぼうぜんとたちつくしたりかこというつなみがわれをほういしておる
追記
散歩に出かけ、気分も晴れないし、親子連れの遊戯をぼーっと見ていても仕方ないし、このままベンチに座っているか、帰路につくか随分と迷っていた。ベンチから腰をあげ、数歩行って立ち止まってしまう。判断がつかないのである。散歩を続けようか、帰ろうか。周囲を行ったり来たりしている。動物園の熊みたい歩いたかと思うと、フラミンゴのように立ちつくしてしまう。にっちもさっちもいかない。この感覚は、ずっとお酒を飲み続けていた時の感覚とまったく一緒だ、と気づき愕然とする。フラッシュバックというよりも強力な過去への牽引。時間に拉致されてしまったかのよう。お酒を飲むということでなく、飲まない依存症状態がさまざまな症状を見せるのだなあ…五年経っても駄目、というか変節の時期なのかもしれない。
只今のながらCD
YESTERDAYS / KEITH JARRETT, GARY PEACOCK, JACK DeJOHNETTE
by alglider
| 2010-06-06 19:50
| 短歌