水無月尽日 + 短歌(推敲しました)
2010年 06月 30日
23:15
気 が 付 け ば 引 き 潮 の ご と 時 は 去 り 恨 み ご と な く 水 無 月 は 尽 く
きがつけばひきしおのごとときはさりうらみごとなくみなづきはつく
この歌は手を加えてsutankaへ移動しました。幾分変わってしまいました。
今日も
今日とてボサノヴァ。生みの親、アントニオ・カルロス・ジョビン。ジョビンを知ったのはアルコール依存症で入院中のときだった。夜の楽しみといえばイヤホンで聴くNHK・FM の 「ラジオ深夜便」で、ここでジョビンの特集をよくやっていた。秋から冬にかけての入院だったのに、季節外れとも思えるボサノヴァ特集が妙に心に沁みたのを覚えている。ジョビンの名前がなかなか覚えられず、ビジョンと勘違いしていたころもあった。
そのジョビンのCD を手に入れたのは退院してから随分経ってからのことだ。中古CD 屋のシャンソンの棚でブリジット・フォンテーヌを見ていたら、下の棚にボサノヴァがあって「WAVE」を見つけたのだった。一挙に入院中のころが思い出され買ってしまった。家に帰ってから、病院で暮らしたように深夜イヤホンで聴いた。
不思議な感じのするジャケットで、セレンゲティかどこかの草原をキリンが駆けているのだろうが、どうしても海を泳いでいるキリンに見えてしまうのだ。WAVE からの思いこみか。でも、その不思議さが気に入っている一枚。もちろん音もよろしい。
只今のながらCD
WAVE / ANTONIO CARLOS JOBIM
by alglider
| 2010-06-30 20:40
| 短歌