医者に行ってきた
2010年 10月 09日
23:25
棚の上に
金色の招き猫が置いてあって、左手が電池(だろう)で動くようになっていて、ま、招いている。「へっ」と思って視線を漂わすと、壁の棚にはこれまた猫が乗った七福神の舟、その奥にはえべっさんの商売繁盛の笹や小判の飾りのついた熊手が飾られている。ジー、カッカッカッ、ジーっとプリンターの音にすこしイラッとする。
私が今、座って待っているのは薬である。小さな処方薬局の椅子に腰かけている。招き猫、七福神、商売繁盛、音のするPC 周辺機器、どれも場違いである。ここは基本、病人の来るところではないか。何を考えているのか、ここで働いている人たちは。目のまえで名前を呼ばれ(何せ小さい薬局だから)、若い男の薬剤師が私の薬を持ってきた。そして開口一番こう言ったのだった「今日はどうされました?」。
それは、さっき医師に伝えてきたところである。医師の口調はやめ、薬剤師の言葉を覚えてほしい。そのうえ「どうされました?」と尋ねて「実は…」と胸襟を開くほど、あなたには年輪も貫録もほほ笑みも備わっていない。努力するポイントが違っているぜ、若いの。そして、招き猫などなどの飾り物は人の目の届かないところに飾って、誰にも見つからぬように手を合わせ、商売繁盛を祈る方がいいのではないか。
明日は東京へ。偏頭痛がひどくなってはならぬ、と思い、内科ではあるが医者に行ってきた。話をよく聞いてくれ、薬を処方してくれた。これで一週間痛みが続くようなら脳神経外科に行った方がいいらしい。で、その薬、よく効いているのである。頓服。一錠で治まらなければ六時間開けて日に三回まで、という注意事項があったが、只今、一錠で安定している。それに末梢神経を安定させるビタミン剤も一緒に出て、これは頓服ではなく食後。市販の鎮痛剤とはやはり違うもんやねえ、と感心している、今夕今夜である。
そんなこんな。
只今のながらCD
POP POP / RICKIE LEE JONES
by alglider
| 2010-10-09 22:41
| 日々是口実