巨星堕つ (`人´)
2006年 05月 06日
何時間かおいたら、再送に成功しました。Why、気紛れでは困るのですが........。
只今のながら
FM・NHK ALLMAN BRO'S BAND
交野市断酒会の昼例会から帰宅しましたー
今道先生は、その死を知っておられたかのように、逝かれる間際に一冊の本を出版されている。『こころをはぐくむ-アルコール依存症と自助グループのちから』今道裕之/東峰書房/2000円+税。先生をよく知る人、お世話になった人たちの間では『遺書』とも呼ばれることもある。先生が最後に残されたものという意味では『形見』といったほうが適当かもしれない。
平易で分かりやすい言葉で書かれているので、さらっと読めてしまう。だから一通り、知った、分かった気になってしまう。そこが問題で、今から思えばだが、この[さらっ]は、先生のひとつの境地のようなもので、私たちがそこまで分け入り、手掛かりになる言葉を見い出すには、本当は時間がかかるのかもしれない。なんにせよ、相手は[こころをはぐくむ]と開かれた、平易な言葉の集まりなのだから。
私もまたご多分にもれず、その一人で[当然至極のことが分かりやすく書かれている]と、立て板に水的読み方をしてしまっていて、これを機に[横板に捕り餅]的に読み返そうと思っている。
「心の問題に対処しようとする場合には、その現象を単純に原因結果だけからではなくて、その人の生い立ちや性格、家庭環境、社会環境などを含め『全体』を立体的、総合的に理解し、了解した上で取り組んでいかなければなりません。“知る”ことが物の世界をわかることだとすれば、“理解する”“了解する”ことは心の世界をわかることと言ってもよいでしょう」
[理解]が物事の筋道が分かることなら、[了解]は悟ること。[知る][理解][了解]を総動員して働かせる状態にある精神が[智恵]。[知る]は本などで文字どおり知ることができるが、[了解]の[悟る]となると、先に続いてお手上げ、かっ!とほほほ........。でも、何かニュアンスでは分かる気がするのだ。それは[諦めなさい]と言っている、ささやいている。断酒会では[一日断酒]の声も勇ましく、AAでは[今日一日]と祈りを込めて、日々を過ごしなさいというが、最後には[了解]したと[諦める]しかないのだと思うし、そして、更に深くふか〜く諦めて、空気のようになるもよし、還俗して[一日断酒]の旗振るリーダーになるもよし。そんなん言うてて、オマエさんはどうすんねんっ? と尋ねられたら、やっぱり空気とか水のほうがよいのであって、最低、言うだけ言って“屁”のようでも健康にはよさそうだからかまわないのだだだだ.......
今日のながらCD
RATTLE AND HUM/U2
今日の一文
なにがなんでも生きのびなければならない
というのがひとつの真理であるとすると
いますぐ滅亡してもかまわないというのも
いっぽうの真理であってその中間で
われわれはネクタイに首をつっこんでいる
宙ぶらりん(抜粋) 谷川俊太郎
天武人さん交野断酒会にまたおいでーよー。まってるよー
by alglider
| 2006-05-06 02:45
| アルコールと自由