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霜月弐日      一首


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一 日 は 黄 葉 紅 葉 散 り ゆ く を 別 れ 来 し 人 の 身 じ ろ ぎ も せ ず



いちじつはこうようこうようちりゆくをわかれこしひとのみじろぎもせず




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23:52



 三連休を


 美術館巡りで過ごそうと思っていたのだけれど、あいにくの雨の予報ばかり。霜月に入り雨は降ったり止んだりで、このぐらいなら出かけようと思ったのだが、一日はなんだか頭がふらふらして(たぶん薬の飲み合わせのせいだと思う)出かけずに、横になってすごした。


 そして二日の今日、重い頭と腰をあげて西宮市(兵庫県)の大谷記念美術館へ「SIMON DOLL 四谷シモン」を見に行ってきた。球体関節人形を知ったのはドイツのシュールレアリスト、ハンス・ベルメールで、日本でも作っている人が何人かいると知ったのは随分とあとだった。四谷シモンさんの人形も写真で知るばかり、本人さんも唐十郎率いる状況劇場での役者ぶりの方が先に耳に入っていたかもしれない。知ったのは雑誌「太陽」の特集だったか、渋沢龍彦さんの文章だったか、それも忘れた。とにかく第一印象は金子国義さんの絵を立体的にして関節を球体にしたもの、という印象だった。どちらにしてもエロチシズム二乗である。

 そうそう渋沢龍彦さんの生原稿が展示してあって、これが丸みを帯びた文字で一マス一マスきっちり納まって、几帳面というか何だか可愛らしい。あの文章がこの文字で!と、これもなかなか貴重でありがたい展示だった。


 明日は、米田知子写真展「暗なきところで逢えれば」(←クリック)を見に姫路市立美術館へ。最終日だ。


 「ヴォイニッチ写本の謎」。久しぶりに単行本を読んでいる。


 

 ずっと低空飛行だなぁ......そんなこんな。





只今のながらCD

THE KIDS ARE ALRIGHT / THE WHO


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by alglider | 2014-11-02 22:58 | 短歌

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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