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ブックカバーは外してほしい........

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17:53

 今日も好い天気...........


 買い物に出ていました。昨日味噌汁を作ろうと思ったら、味噌が足りない。んで、クリームシチューに変更したのだけれども、味噌汁担当を自認する者が味噌の管理に手落ちがあったというのはなんとも情けない。でも、なかなか気に入った味噌というものが見つからない。二〜三種類ほど混ぜるのだけれども、どれとどれの配合がよいのか、まだまだ偶然の支配する調理である。お咲きさんが「お母さん(私の)が、死ぬ前ぐらいに、ちょうど美味しい味噌が見つかったって言ってはったから、死ぬまで無理ちゃう」と言うので、気楽に基本の一種類を決めて後は色々試している。今日は初めての物を購入したからちょい楽しみである。


 で、話はがらっと変わって、昨夜寝る前に高島俊男さんの『漢字と日本人』を読んでいたら、地球上には四千ぐらいの言語があって、文字体系が四千もあるはずがないので、文字をともわない言語の方が多いのです、とあった。日本語も文字を持たない言葉だったので漢字を假借的に使用し始めたのである。で、日本語と漢語はもともと何の類縁関係もなくて、日本語は地球上のどこにも親戚のいない、孤立無縁の言葉らしい。いろいろ説はあるが、まず見つからないだろうということだ。まぁ、他にもバスク語みたいに世界には孤立無縁の言語(バスク語のは「帽子をかぶった人といっしょに」という意味の単語がある、とあった。単語!)はあるので寂しくはないのだけれども、言葉というのは思考概念だから、私たちは孤立無縁の独自の思考を毎日していることになる。面白い。


 んで、話はまたがらっと変わって、この『漢字と日本人』という本は我が家には二冊ある。娘さんが高校時代に買っていたのである。私ところは、娘さんが大学で東京に行くまで三人で暮らしていて、結構読書傾向が似ていたのである。だから注意はして各自報告はするのだけれども、気が付けば同じ本が重なることがままあった。もっとも、高島俊男さんは私のお気に入りであったので、これは娘さんのファウルである。網野善彦さんの本は、娘さんがまさか高校生で読むまいと私が買って帰ると[アミアミ]と愛称で呼ぶぐらい好きだったそうで、また重複。これは私のファウルであった。推理小説と詩歌は私の独壇場だから、私の本を二人が借りていく。住み分けしているのであるが、今日、娘さんの本棚を見ていたら、探していた寺山修司さんの歌集を筆頭に探していたものが数冊出てきた。


 お咲きさんは、以前は竹田青嗣さん、最近は内田樹さん、茂木健一郎さんにはまっている。私も、読んでもいいかなぁって感じだから、それはそれで良いのである。が、お咲きさんは書店でブックカバーを必ず付けてもらい、装着したまま本棚に並べるので、こちらとしては何が何だか分からない。カバーを外して並べてほしいと思うのだが、これはこれで人それぞれの習慣や美意識だから、気の弱い私は言えずにいる。で、今日、カバーを外してチェックしていたら橋爪大三郎さんの『永遠の吉本隆明』という、私の購入予定に入っている新書がでてきた。油断も隙もありゃしない。これはまだまだありそうである、重複本が........-"-;




只今のながらCD

KRISTALL NACHT/PANTA





 
by alglider | 2007-05-24 13:35 | 日々是口実

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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