短歌結社に入ろうと思う + 短歌
2007年 07月 15日
17:44
台風一過、買い物と散歩に出る。
絵に描いたような青空とはいかず、雲が群れをなしているけれど、雲の合い間合い間に見える空は澄み青い。深くはなく、鏡面に映った青のように平坦に見える。青く見えるということは、やはり台風が吹き飛ばしてしまった何かがあるのだろう。
その青は平面なれば一枚の鏡のごとく失せもの映し
大塚寅彦さんの主宰する「中部短歌会」に入ることに決めた。先きほどmixi のメッセージで入会希望の旨を送信した。今週中に会費などの郵便振替を済まし、10首ほど郵送する。短歌をまぁ大袈裟な意味ではなくて、死ぬまでは続けているだろうなぁ、という気になったからである。それと、いいことか悪いことか分からないけれど、上の歌のように、思ったこと感じたことを肩肘張らずに三十一文字に表せるようになってきた。去年始めたころ、思い返せば結構しんどい作業だった。楽しめている、というのとちょっとニュアンスが違うのだけれども、いつも隣に短歌がある感じである。
郵送予定にあげている短歌、一部
何もなく今のみありと寝ころべば柱の傷は縁側で朽ち
カリエスの父の背中の超えられぬ海溝深く失せし肋骨
孤独死の司法解剖免れて酢となり果てし父の酒捨つ
夜桜の下を流れる暗渠にもひとひら逝きてオオハンザキ動く
われわれと言ひへず我は風を待つ一斉の桜ひとひらのみ散る
裏切りも歌になるまで抱ひてをり声をたつきに海鳥はあり
昨日の歌、推敲中
夏といふ暮れぬ一日そらぞらと持ち越すものも捨て去るものも
手のひらで豆腐を切ればふるふると金魚のやうにボウルを逃げをり
手のひらで豆腐を切ればふるふると金魚のやうに逃げてゆきをり
手の平で豆腐を切ればふるふると白い金魚が泳いでゆきたり
放ったらかしの酒精小説『死体を探して』第八回更新しました..........
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alNOVELS 遥かな不時着地を求めて
只今のながらCD
ROCKIN' THE JOINT/AEROSMITH
by alglider
| 2007-07-15 14:06
| 短歌