鳥だったかも雑記 + 短歌
2008年 01月 19日
23:13
職場は11階にある。
フロアはガラスで囲まれていて、見通しよく遠くまで見渡せる。私の机は窓際にあってパソコンに向かっていると、ときどき目のすみを黒いものがよぎる。トンビである。風にのってふらーと羽ばたかずグライダーのように窓のそばを横切っていく。
喫煙所に一服しにいっても、窓から空を眺めている。
あーあー、人はむかしむかし、
鳥だったのかもしれないね、
こんなにも、こんなにも、
空が恋しい
と中島みゆきさんは歌うが、私も、空を眺めながら、トンビを目で追いながら、小さく口ずさむことがある。空が恋しい、と。昔、鳥だったかもしれないという感傷は、人の自由を謳ったものでもあるが、人って今のまま鳥になったら、飛ぶのがしんどい、なんて言って、やっぱり飛行機やジャイログライダーに乗ってるんじゃないか、と思ったりする。うーん。
その日、二駅ほど電車に乗らず歩く。
短歌再掲
我 と い ふ 役 降 り が た し 幻 の エ ン ドロ ー ル を 背 に 受 け な が ら
われというやくおりがたしまぼろしのえんどろーるをせにうけながら
只今のながらCD
STRANGE DAYS / THE DOORS
by alglider
| 2008-01-19 16:55
| 短歌