席譲り雑記 + 短歌
2008年 03月 11日
23:28
帰りの電車が
混んでいて、私を取り囲むように人が立っている。で、途中のターミナル駅でどっと人が降りて、人がどっと乗り込んできた。そんで、吊り革を持って立っていた私の目の前の席がふと空いた、ので、座った。座っても目の前には人が立っている。その目の前の人のコートが割れてお腹がぽこんと膨れている。女の人で、メタボってるわけでもなくて、妊婦さんだった。
会社勤めのようだが、カジュアルな格好でジーンズである。うん、と思って席を譲った。最初「いいです、いいです」と言ってはったけど、結局席を交代しました。すると、何だか気のせいかもしれないが、周りのお年寄りや女の人から、何んでその女の人を選んで席を代わるのだ! という視線を感じた。一見妊婦さんと知れない格好だから、お年寄りは「このスケベ男が」という視線をよこし、一見別嬪さんだったから若い女性からもやっぱり「このスケベ男が」という視線を投げつけられた。ううう。
私はその女性の席の前から移動したかったのだが、相変わらず車内は混んで動けない。快速停車駅の二駅目で、その女性は降りたのだが、目に前に立っている私に、お礼はもとより会釈もしないで、しらーっと降りていった。お礼の言葉を期待していたわけではないが、何だか物語が完結しないで終わった感じだった。はは。
「短歌」3月号
幻 聴 が 鳴 り 止 む 空 に 願 わ く ば わ れ に 奏 で よ 冬 の 星 座 を
げんちょうがなりやむそらにねがわくばわれにかなでよふゆのせいざを
只今のながらCD
SEXTET・PIANO PHASE・EIGHT LINES / STEVE REICH
このCDはいいなぁ。
by alglider
| 2008-03-11 19:25
| 短歌