ボサノバ
2008年 08月 28日
22:28
入院していた
ときはiPodを持っていなくて、音楽といえばラジオでFM/NHKばかりにご厄介になっていた。他のFM局はおしゃべりが多いので、音楽メインのNHKがよかったのだ。105日間入院していたから、いろんな音楽を知ることができた。
クラシックも聴くようになり、自分なりの好みも分かってきたし、ケルトやポルトの民族音楽の有名どこを覚えることもできた。浪曲も聴いたし、端唄、小唄となんでも聴いていた。その中でボサノバの生みの親といわれるアントニオ・カルロス・ジョビンの特集を楽しみにしていた時期があった。ジョビンがなかなか覚えられず「ビジョンの反対」と記憶した。ビジョンの反対、ジョビンが新しい音楽ジャンルのビジョンを展いたのだから面白い。
先日、中古CD 屋に寄るとジョビンの「波」というのが1200円で並んでいた。何でも名盤と帯に書いてあって、この“名盤”という言葉に私は非常に弱い。「聴いとかな、知っとかな」という強迫観念に襲われるのである。で、買ってかえると、なかなか良くて、ちょっとボサノバにはまりつつある。
それで中学生のときに買ったレコード「セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / マシュ・ケ・ナーダ(HERB ALPERT PRESENTS SERGIO MENDES & BRASIL ’66)」がどうしても聴きたくなって、今日買ってきた。10 曲で25分25秒。こんな短い音楽の時間を至福の思いで聴いていたのだ、と若さの一途さというものにちょっと我ながら驚いた次第である。チャカチャカチャーンと始まると最高! 夏も過ぎゆくというのにボサノバだ。ま、入院してたのが秋から冬だったけれど。
只今のながらCD
HERB ALPERT PRESENTS SERGIO MENDES & BRASIL ’66
by alglider
| 2008-08-28 20:48
| 日々是口実