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2007年 05月 14日
夜の海溝に朝の吐息が雪崩こみたった一人のパレードが始まる ...
2007年 05月 03日
雨上がりの夜明けはどこかよそよそしく、街は寝返りを打つ子供たちの音であふれだす ...
2007年 04月 29日
もう朝はテトリスのように堕ちてくる、夜は身じろぎもせずその輪郭を際立たせる
2007年 04月 22日
明け方、夜は階段に身をひそめ奸計をめぐらし微睡むものをして惑わす
2007年 04月 20日
「黎明は天からか地からか」と夜は公案を夜明けに託す
2007年 04月 16日
夜のタングラムのひとピースが欠け、夜明けが組み合わされる
2007年 04月 12日
夜明けのほんの少し前、夜は世界ほどの大男の椅子と知れる
2007年 04月 09日
夜は四肢を踏ん張り、朝に堪えている
2007年 04月 08日
5時を過ぎたころ、朝は蒸気のようにビルの底から昇ってくる
さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし