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長寿     一首




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19:21






赴 く は み ず か ら 暮 れ る 陽 の よ う に 再 戦 か た る ボ ク サ ー の よ う に





おもむくはみずからくれるひのようにさいせんかたるぼくさーのように









マンションの

 裏にある竹林(けっこう大きい、言ってしまえば山である)を眺めていると、何十本となぎ倒されているのに気付いた。気付いたというか目には入っていて、あれあれとは思っていたのだけれど、よくよく考えれば、柔軟で腰が強くしなやかで曲がっても戻る喩に使われる竹が曲がったままというのは、かの台風はすさまじかったのだなあ、と約3分階段前で立ち止まっていた。



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 長い影を引き連れて散歩から帰り着き、玄関に入って明かりを点けたのだが頭上が暗い。電球が切れたのかな、と椅子に上がって手を伸ばすと、緩んでいただけだった。もう電球を見かけることが少なくなって、近所のスーパーやホームセンターにはずらりとLEDが並んでいる。高額だが寿命が長く経済的には財布にやさしいらしい。



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 わが家はリビングの天井の明かりだけがLEDだが、それを取り付けるまでは何年も暗いままで暮らしていた。しかし、歳とともに暗い生活が心寂しくなってきて、お咲きさんと言い合って明かりを増やすことにした。歳とともに起こったことはもう一つあって、天井が高いのでもうテーブルの上に椅子を置いて付け換えるなんて芸当ができず、電気屋さんに取り付けも頼んだ。LEDの寿命を聞くと、私が死んでからも灯っている可能性が高い。というか世の中の“物”は人の生より長く持つように望まれている。ミラーボールは悲しい。



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『汀の時』はamazonでの取り扱っています。『汀の時』(←クリック)。よろしくお願いします。短歌を続けることを見守っていてくれた、天満ガーデン・カフェの中野ひろ子ちゃんの旦那さんがやってる古本屋さん「駄楽屋書房」(天神橋三丁目)さんにも歌集『汀の時』を置いてもらいました。近くの方は手に取ってご覧いただけます。駄楽屋書房(←クリック)。よろしくお願いします。それと新しく、緑地公園のblackbird books(←クリック)というアート、写真、詩歌、リトルプレスなどに特化した書店に『汀の時』を置いてもらってます。






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歌集『汀の時』は直メ、ツイッター、フェイスブック、mixi、そしてこのブログ非公開のコメントで予約してくださると、送料はサービスしま~す。葉ね文庫店主の池上きく子さんの笑顔とカバーを折る素敵な指先を見たい方は、葉ね文庫(←クリック)でどうぞ。葉ねさんでは通販も受け付けています。




そんなこんな。





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只今のながらMUSIC

NIGHTFALL / ALICE SARA OTT





by alglider | 2018-10-28 17:46 | 短歌 | Comments(2)


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19:31




何 者 に な ら ず に い る の も む ず か し く 肩 書 の な き き み は う る わ し




なにものにならずにいるのもむずかしくかたがきのなききみはうるわし






う る わ し き 誤 解 の 果 て に ぼ く は い て縺 れ た ま ま で 続 く あ や と り




うるわしきごかいのはてにぼくはいてもつれたままでつづくあやとり




 一カ月が経ちました。

 なにかというと、9月19日に第11回日本一行詩大賞・新人賞の授賞式に上京してからです。まったくもって季節の巡りは早いもので、肌寒くなった10月にこれを書いてます。授賞式は毎年9月19日で、何故平日にやってるんだろう?と思ってたのは、私の無学のせいで、俳句から始まった一行詩大賞は子規忌の19日に合わせていたんですね。そうかあ。


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 受賞の言葉っていうのがあったのですが、まあ、ありますわな。アドリブでやるとだいたいろくなことを言いませんし、あとで「あれを言えばよかった、あれは言わない方がよかった」とか後悔することが多いので、いろいろと下書きをしていったんですね。しかし、主宰の角川春樹さんの挨拶が始まって、福島泰樹先生の言葉や辻原登さんの感想を聞いていると、だんだん緊張してきました。とにかく頭の中のもの、用意していったものがみんな吹っ飛んでしまいました。まず「穀象」で大賞を取られた岩淵喜代子さんが受賞の言葉を話されたのですが、もう80歳を超えられた方でおちついていらっしゃいます。言葉も過不足なく正直です。もう私は聞いていて喉がカラカラに乾いてきて、隣に座っていた歌人・法橋ひらく君のジュースを貰って一気飲みしたほどでした。同じ新人賞を受賞した前原絢子さんは北海道すすきので女将をやっていた方なので、これまた落ち着いておられます。大賞を取った「穀象」を出した出版社ふらんすの堂ブログ(←クリック)に私の言葉の一部が載っていますが、実際何を言ってるか分かりません、笑。ただ、句読点など打つべきところに打たれてなく、ちょっとひどいなあとは思いましたけれど、きっと元が駄目だった。


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 記念写真はこんな感じで、隣に角川春樹さん。角川さんといえば私が若いころ(俳句も短歌もまったく知らなころ)角川映画で一時代を築かれ、多かれ少なかれ影響を受けた人ですね。ある意味時代の寵児だった人です。そんな人が隣にねえ、先は分からないもの生きてみるものです。


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 先日、正賞の角川春樹一行詩「荒地」が送られてきました。これでもかという豪華本で桐の箱に入っています。大きな桐の箱に「句集」が、小さな桐の箱の中には手書きの一句が巻物になって入っています。そして二つの箱を合わせると「THE Waste Land」の英語タイトルの文字が現れます。さらにそれが布地の箱に入るようになっていて、まあ、わが家では一番の豪華本になりました。限定365冊で日付1月1日から12月31日までのシリアルナンバーが打ってあります。自分の誕生日は先約があったようで、娘の誕生日のナンバーにしました。



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 授賞式の前に短歌友達が4人が集まってくれて、日比谷公園の松本楼で昼食をともにしました。手配をしてくれた清郷はしるさんありがとうございます。大阪から来てくれた、きくさんありがとうございました。横浜から佐藤薫同輩、d_snow女史ありがとうございました。おいしかったですね。日比谷を歩くとすっかりお上りさんで日生劇場、東京宝塚劇場などなどテレビで知る所ばかり。私は高校生のころ読んだ「赤頭巾ちゃん気をつけて」の主人公、薫君が日比谷高校生だったのでどんな街並みなのかが妙に甘酸っぱく気になっておりました。公園では薫君もガールフレンドの由実も歩いたんだろうなあ、なんてちょっと感傷的でした。


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 はしるさんが頼んでくれたのでしょう、松本楼さんがプレートに「祝 文学賞受賞」と書いたデザートを出してくれました。「祝 文学賞受賞」ってすごい広範囲な言葉だな、と思ったけれど、ありがたく、またおいしくいただきました。肉は日常あまり食べないので久しぶりに「うまい!」と感動しましたわ。





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『汀の時』はamazonで取り扱っています。『汀の時』(←クリック)。短歌を続けることを見守っていてくれた、天満ガーデン・カフェの中野ひろ子ちゃんの旦那さんがやってる古本屋さん「駄楽屋書房」(天神橋三丁目)さんにも歌集『汀の時』を置いてもらいました。近くの方は手に取ってご覧いただけます。駄楽屋書房(←クリック)。よろしくお願いします。それと新しく、緑地公園のblackbird books(←クリック)というアート、写真、詩歌、リトルプレスなどに特化した書店に『汀の時』を置いてもらってます。





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歌集『汀の時』は直メ、ツイッター、フェイスブック、mixi、そしてこのブログ非公開のコメントで予約してくださると、送料はサービスしま~す。葉ね文庫店主の池上きく子さんの笑顔とカバーを折る素敵な指先を見たい方は、葉ね文庫(←クリック)でどうぞ。葉ねさんでは通販も受け付けています。




そんなこんな。





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只今のながらMUSIC

SOLO PIANO Ⅲ / GONZALES








by alglider | 2018-10-21 16:35 | 短歌 | Comments(4)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし
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